お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

6回目の気管の手術、病室で息子を見ながら

息子が生まれてからの物語56話目。

前回の続き。

 『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

2009年4月10日、

特別支援学校中学部の入学式。

小学部と同じ学校での進学なので、

大きな変化はなく、安心して通える。

 

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特別支援学校中学部の入学式での息子・彰悟

 

その日の午後、九州大学病院へ。

前年1月に続き、今回で4回目となる

気管孔拡大手術のための入院。

体の成長に伴っての手術で、

これが息子の気管の最後の手術となった。

(その後、現在まで11年間気管の手術はない)

 

赤ちゃんの時の気管切開から数えると

6回目の気管の手術となる。

 

手術は無事に終わるが、

術後は、食べ物も飲み物も喉を通らず、

頬には涙が流れている。

 

痛々しい姿だ。

 

息子は本当によく耐えている。

人生に起きている試練を

受け容れているように感じた。

 

入院期間は11日間、

妻が付き添い入院の間、

娘が家事をバッチリやってくれた。

中学3年生になった娘の成長を実感。

 

私は、幸か不幸か、

お客様の仕事があまりなかったので、

毎日数時間、妻との付き添い入院を交代できた。

 

病室で息子を見ながら

これからのことを考えてると、

ふと、

自分の体験を盛り込んだセミナーを開催しよう!

という思いが湧き出てくる。

 

これまで、お客様の会社で、

知識として学んだことを伝える研修を

したことはあった。

 

でも、

自分の体験を通して学んできたことや、

一般の方を対象にしたセミナーは

したことがなかった。

 

仕事でのこと、家族との関わり、

たくさんの失敗を通して学んできた。

そして今の自分がある。

この体験を多くの人に伝えたい。

 

前の会社でもやったことのある

コーチング研修をベースに、

私自身の体験談をふんだんに盛り込もう。

 

ワクワクしてきた。

 

自分の進む方向性が見えてきた気がした。

 

続く...。

 

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2月12日(水)福岡県春日市・クローバープラザ 

2月28日(金)北九州モーニングセミナー

 

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