お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

厳しい状況は続くが、気持ちは絶好調

息子が生まれてからの物語55話目。

前回の続き。

 『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

2009年、年が変わっても

収入が厳しい状況は、しばらく続く。

 

でも、気持ちは明るく前向きだった。

 

家族がいて、住む家もあり、食事もでき、

毎日元気に生きていられる。

数は少ないが、私に仕事を依頼してくれる

お客様もいる。

 

自己啓発本からの学びも実践し、

営業活動も再開、心の中は絶好調。

 

学資保険を担保に

お金を借りる生活は続くが、

気持ちは前向きで、

行動することも明確になり、

今、行動している。

 

結果は後からついてくるという確信が

心の中に持てるようになっていた。

 

 

2月の最初の土曜日、

息子の特別支援学校小学部最後の学習発表会。

 

息子はリスに扮しての動物音楽隊。

学年では一番小さく、かわいらしい。

 

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学習発表会での息子・彰悟(12歳)

 

年明けから練習を頑張っていたようで、

上手にドラムをたたいていた。

息子のこういう姿をみると心が温かくなる。

 

 

それから数日後、

銀行員時代の上司から電話があった。

 

「田中さん、元気にしてる?」

 

独立した時にあいさつ回りをした元上司で、

私を気にかけてくれての電話だった。

 

「ありがとうございます!

 はい、元気です!

 有り難いことばかりで、

 絶好調です!」

 

仕事は上手くいっていないが、

有り難いと思う気持ちはいっぱいで、

会社員時代に一番成果を上げた時よりも

気持ちは絶好調だった。

 

「そうね!

 田中さん、

 頑張ってるんだね。

 それはよかった。

 私も頑張ろう!

 元気もらったよ」

 

この言葉に驚いた。

 

実際の仕事が順調じゃなくても、

気持ちが前向きだったら、

人にもいい影響を与えられるんだ。

 

元上司の言葉を聞いて

これまで経験したことのない感覚を味わった。

 

 

3月、息子が特別支援学校小学部を卒業、

同じ学校で中学部に進学になる。

 

そして、4月。

息子の気管孔拡大の手術があり、

私の仕事にも変化が起こってくる。

 

続く...。

 

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