お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子が見上げていたものは

息子が生まれてからの物語80話目。

前回の続き。

 『息子の誕生』←ここからスタートしてます。 

 

2011年6月末、

息子は15歳になり、

ドリプラ福岡大会へのエントリーシート

『言葉がなくても、思いが伝わる世界へ』

を提出。

 

7月、

審査も通過し、ドリプラ福岡の

プレゼンターになることが決まる。

 

息子と言葉を交わすことはできないが、

心で通じ合える人になろうと思った。

でも、どうしたらそうなれるかはわからない。

 

息子は

何を考えているんだろう?

 

そのヒントになるかもしれない

楽しみなことがあった。

 

四次元パーラー あんでるせん

 

長崎県川棚町の超能力喫茶だ。

 

ここのマスターが超能力者という噂を聞き、

家族でマスターの超能力ショーを

観に行くことにしていた。

 

超能力者なら

息子の考えていることが

わかるかもしれない。

 

聞けるかどうかわからないが、

息子のことを聞こうといくつか質問を考えた。

 

7月中旬、あんでるせんへ。

ランチを食べ終え、

いよいよ超能力が見られるショータイムだ。

 

早目に予約していたので、

座席は最前列中央の特等席。

 

ワクワクしながらマスターの登場を待つ。

 

マスターが登場すると、

 

なんと巨大な手なんだ!

 

私の目の前に普通の人の倍ぐらいの

巨大な手指を差し出す。

ビックリしていたら、
次の瞬間に普通の手指の大きさに!

 

「エッーーー!!!??」

その後、次々と繰り広げられる超能力の数々。


こんな世界があるんだ!

 

と感動。

 


2時間のショーは私の想像以上で、

衝撃的だった。

 

 

このマスターなら、

息子が考えていることが

わかるに違いない。

 

 

マスターと個人的に話ができる状況では

なかったが、帰り際に1つだけ質問してみた。

 

「息子は部屋にいる時、

 いつも上を向いて

 天井を見ているのですが、

 何を考えて

 いるんでしょうか?」

 

「この子が

 上を見上げている時は、

 天井ではなく、

 宇宙を見ようとしている。

 宇宙のことを知ろうと

 しているんです」

 

「エーーーッ!」

 

私の中に衝撃が走った!

 

天井じゃなくて

宇宙を見ようとしている!

 

息子はいつも

遠い遠い宇宙を!

 

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地上の小さな悩みを通り越して

もっともっと広い視野で、

ものごとを考えているんだ!

 

続く...…。

 

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