お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

どういう育て方をされたんですか?

息子が生まれてからの物語100話目。

前回の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

2013年、秋。

息子との関りが大きく変わり始める。

 

きっかけは、「氣」のセミナーに参加したこと。

 

「氣」は目に見えないエネルギーで、

私の関心のある分野の一つ。

 

たまたま知り合いが「氣」のセミナーを

主催することになり参加した。

 

セミナーの内容は期待以上で、

その後、氣の先生の個人セッションを受ける。

 

その中で「潜在意識の開放度」を見てもらう。

(本来の自分を生きている指標のようなもの)

 

開放度は、

ほとんどの人が5%~10%ぐらい、

社会で存分に活躍している人や

自分らしく幸せ生きている人は、

開放度が高いらしい。

 

息子の潜在意識の開放度も気になり

遠隔で見てもらうことにした。

 

すると、息子の開放度は

「60%」と言われる。

 

こんなに高い人は珍しいらしく、

氣の先生も驚いて、

「どういう育て方を

されたんですか?」

と尋ねられる。

(息子はこの時17歳)

 

「いや~、別に……。

息子はダウン症で

知的障がいがあり、

声も出せず、言葉も

ほとんどわからないので」

 

「そうですか~」

 

 

息子とのことで思ったことがある。

 

私たちは育っていく過程で、

親や周囲の人の期待や言葉で

「こうあるべき」

「こうしなければならない」

と無意識のうちに思ってしまう。

 

それ自体は、社会生活を送るうえで

必要なことではある。

 

ただ、「あるべき」「しなければならない」

強すぎると自分をしばりつけ、

その人が本来持ち合わせている

自分の人生が生きられなくなる。

 

息子の場合は、

呼吸困難で命の危険が何度もあり、

度重なる苦しい手術も乗り越えてきた。

声を出すこともできず、

知的障がいもある。

 

外からの期待や言葉は入りづらい。

逆に自分の内側とつながっている。

 

私は困難な人生を選んで生まれてきた

息子を魂レベルで尊敬するようになった。

 

息子に対する期待も手放せるようになった。

 

息子には、

今生きている人生を楽しんでもらいたい。

ただそれだけを思うようになった。

 

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書道教室を楽しむ息子

 

そして、氣の先生に2つのことを尋ねた。

 

そこから息子への関りが

さらに大きく変わることになる。

 

続く……。

 

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