お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

出生前診断、ダウン症、命の選別を迫られる親たち

ダウン症に関するニュース記事を

たまたま見つけました。

 

ダウン症の子供を育てるべきなのか?

「命の選別を迫られる親たち」

 

2004年からダウン症の出生前診断がすべての妊婦に提供されるようになったデンマークでは、ダウン症の子供の出産数が急速に減少した。「陽性」の診断を受けて中絶を選択する親は95%にものぼる。それは、「命の選別」ではないのか。重い選択を迫られる親たちの思いを米誌が取材した。

 
リンク先

 

記事によると

人口約581万人のデンマークで、2019年に生まれたダウン症の子供は、18名のみ。陽性と診断されて産まれた子は7人。(その他11人は、検査を断るか誤判定により陰性となった両親の子供)。

 

日本では、出生前診断を受ける要件として

35歳以上の高齢出産などの条件があります。

要件に該当する方の4人に1人が受診し、

ダウン症と診断された方の90%が出産を

断念されています。

 

 

うちの場合は、

息子が生まれたのは24年前で、

「ダウン症の可能性がある」と告げられた時は、

ゾーッとする恐ろしさを感じました。

 

当時は、

生まれて、検査の結果が出るまで1カ月。

 

「息子がダウン症ではありませんように」

「もしダウン症と診断されても障がいの程度が軽いように」

と祈りました。

 

息子が生まれて1カ月後、

正式にダウン症と診断されます。

 

この1カ月が、

私にダウン症を受け入れる気持ちを

つくってくれました。

 

ところが、その1か月後、

ダウン症の合併症か、

気道が塞がり、口や鼻から呼吸できず

気管切開。

声を出すこともできなくなりました。

 

ダウン症どころではなく、

口や鼻から呼吸できることや

声が出せることを祈るような日々を

過ごします。

 

当時は、

「気道が治れば幸せになれる」

と思っていました。

 

息子は何度も手術を受けますが、

気道は治らず、

口や鼻からの呼吸はできず、

声を出すこともあきらめることになります。

息子7歳のときです。

 

それも時間の経過が

私たちに受け入れる気持ちを

つくってくれました。

 

その後、息子と過ごす中で、

幸せの価値観が180度変わっていきます。

 

息子が乾杯できるようになること、

息子がストローを使わずに

直接コップから水を飲めるようになること、

息子の笑顔がみれること、

生きられること、

衣食住ができること、

 

すべてが感謝と感動に変わっていきます。

 

私には到底耐えられない困難な人生を

生きている息子を尊敬するようになりました。

 

息子のお陰で仕事も変わり、

生きる意味を考えるようになり、

人間学や心理学、精神世界を学びます。

 

そして

息子の魂や心の強さ、偉大さが

論理的にもわかってきました。

 

息子は私の人生を導いてくれるために

生まれてきてくれたことに気づきます。

 

 

出生前診断でダウン症と診断されても

戸惑いと不安しか感じられないと思います。

 

もし、

息子が生まれる時に出生前診断があれば、

当時の気持ちを考えると

息子が生まれていなかった可能性も高いです。

 

でも、

ダウン症の息子が生まれてくれたお陰で、

私のような人生もあるということ。

 

息子は最重度の知的障がい、

呼吸器の障害もあり、

声も出せませんが、

毎日を心豊かに幸せに生きていること。

 

息子がいることで

周囲の人を幸せにしていることを

一人でも多くの方に知って欲しい。

 

心からそう思っています。

 

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