お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

ダウン症への不安と血液検査で異常が

息子が生まれてからの物語3話目。

前回の続き。 

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

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はじめに・私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

病院から出ると、

真っ先に本屋さんに向かった。

 

ダウン症に関する本を探し、

2冊購入。

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購入したダウン症の本

家に帰ると

すぐに本を開く。

  

ダウン症とは21番染色体が

過剰に存在するために

細胞の働きが十分ではなく、

その結果として身体の機能に

未熟な面が起こる可能性が

高くなる生まれつきの体質である。

 

と書かれていた。

  

染色体が1本多いため

見た目の違いや

知的障がいがあり、

そこに心臓病などの合併症も

併発するケースが多いらしい。

 

ただ、

こんなことも書いてあった。

 

ダウン症といっても、

さまざまな身体機能のうち、

どれが障がいとして認められるのかには

個人差があり、

 

ほとんど健常者と区別ができないほどの

恵まれた身体で生まれている子もいます。

 

ダウン症だから、

必ずある一定の障がいをもつ障がい児だと

決めつけるのはまちがいです。

 

 

個人差があって、

障がいの程度が軽く、

大学まで行っている人もいる。

 

仕事もして結婚もして

普通の人とほとんど

変わらないくらいの人もいる。

  

仮に

この子がダウン症であっても、

きっと軽度の障がいで

普通と変わらないだろう。

 

そんなに悲観することは

ないかも知れない。

 

何の根拠もないが、

そう思うようにした。

 

 

私はそれまで、

病気や何らかの障がいがあっても、

病院で治療すれば治るものしか

見てこなかった。

 

でも、

 

「染色体が1本多い」

とか言われると

治療なんてできるわけがない。

 

身体中のすべての細胞から

染色体を減らすなんて

不可能だ。

 

将来的に医療が進歩しても

全身の染色体を

普通に戻すことが

無理なことは私にもわかる。

 

将来に希望が持てない

と思うと

これまでの人生では

感じたことのない

ゾーッとする

恐ろしさを感じた。

 

 

その恐ろしさを

感じないために

この子が

ダウン症であったとしても

障がいの程度は軽いはずだ。

 

私には

そう信じるしかなかった。 

 

 

その子が産まれて2日後、

妻から電話があった。

 

血液検査の結果、異常があり

転院することになった、と。

 
続く...。

 

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