息子が生まれてからの物語4話目。
前回の続き。
『息子の誕生』←ここからスタートしてます。
<初めてブログを訪問される方はこちらをご覧ください>
産まれて2日後、
妻から電話があった。
息子の血液検査で異常があり、
転院することになったという電話だったが、
落ち着いた口調だった。
先生から心配ないと
言われているのだろうか?
ダウン症だから
合併症が起こり始めて
いるんじゃないのか?
妻にはダウン症の可能性が
知らされていないため
私の不安は伝えられない。
それよりも妻は、
赤ちゃんの名前の方が
気になっているようだった。
名前がどうなったか聞かれたが、
ダウン症のこと考えると
それだけで頭がいっぱいで、
まだ名前を考えることが
できなかった。
赤ちゃんは
妻とは違う病院に
一人で転院することになった。
赤ちゃんは別の病院。
2歳の娘は妻の実家。
そして、私は自宅。
みんなバラバラだ。
赤ちゃんが産まれて
嬉しいはずなのに、
不安しかなかった。
産後1週間で、妻は退院。
休日なので迎えに行き、
そのまま妻と娘と私と義母の4人で
赤ちゃんのいる病院へ向かった。
保育器に入っていて、
触ることはできないけど、
すやすや眠っている。
1週間振りに見る赤ちゃんは
かわいかった。
本当にダウン症なのかな?
「しょうちゃん」
って、みんなで呼んだ。
名前が決まって、
妻も少し落ち着いていた。
名前は親が子どもに送る
最大のプレゼント。
名づけの本に書いてあった。
確かにそうだ。
名前は一度つけると
一生その名前で呼ばれることになる。
真剣に考えた。
今の私にできることは、
それしかない。
娘の時もそうだが、
まずは音で考える。
音にはそれぞれバイブレーションがあり、
意味もある。
呼ばれ続けると
その音によって脳も影響を受けるらしい。
そして、音同士の相性もある。
母親の名前との音の相性。
これが一番重要なようだ。
父親や姉弟の名前のと相性もある。
それで音を絞りこみ、
漢字を当てはめる。
漢字の意味や
見た目のバランスも考えながら、
最終的には画数で選ぶ。
将来子どもが
姓名判断をするかもしれない。
その時に、
「最高の名前ですね」
って言われるだけも
うれしいはずだ。
自分の人生に
自信や希望が持てる。
そんな名前にしようと思った。
そうしてつけた名前が
彰悟(しょうご)
うちの子としては
最高の名前だ。
妻も喜んでくれた。
続く…。
↓↓↓今日も応援クリックお願いします↓↓↓
【インスタグラム】
Instagram 息子のアートやメッセージを投稿しています。
【メディア掲載情報】