お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

この子はダウン症?

息子が生まれてからの物語第2話。

前回の続き。

  

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はじめに・私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

「ダウン症…」

 

初めて聞く言葉で、

よくわからない。

 

でも、

なんだか普通では

いられないような…。

 

 

先生は続けた。

 

「ダウン症は、

 普通の人より

 染色体が一本多く、

 それが原因でいろんな面で

 発育が遅れたり、

 合併症がおこる場合が

 あります」

 

 

産まれてそうそう

そんなことを言われても、

なんとも言いようがない。

 

ただ戸惑うだけだ。

 

そして、

 

漠然とした不安が

私を襲ってきた。

 

 

染色体が多い?

 

それって治らないの?

 

この子は普通じゃなくなるの?

 

一生、そういう状態?

 

 

そんな私の様子をうかがいながら

先生は続けた。

 

「まだ、

 はっきりダウン症だと

 わかったわけではないので、

 これから検査をします。

 1カ月ぐらいしたら

 検査結果が出ます」

 

「そうですよね。

 まだダウン症って

 決まったわけじゃ

 ないんですよね」

 

 

ダウン症って

なんだかわからないけど、

心の中で、

ダウン症じゃないことを

祈った。

 

この子が普通でありますように。

 

 

「奥さんには、

 検査結果が出るまでは、

 黙っておきます。

 出産直後は精神的にも

 不安定なので」

 

「そうですね…。

 わかりました。

 それを知っているのは、

 私だけということですね」

 

「はい」

 

 

誰にも言えないのか。

 

 

一応、冷静さを保ちながら、

診察室を後にした。

 

 

先生は出産のプロで、

赤ちゃんの顔つきを見ると

だいたいダウン症と

わかるらしい。

 

 

病室に戻ると妻から何の話しが聞かれたが、

 

妻には当たり障りのないことを言った。

 

それよりも、

 

ダウン症ってなんだろう?

 

この子は          

普通に生活できるのだろうか?

 

学校に行けるのだろうか?

 

友達はできるのだろうか?

 

就職して働くことはできるのだろうか?

 

恋愛や結婚はできるのだろうか?

 

 

26歳の私には、

わからなこと

知らないことだらけだ。

  

病院から出ると、

真っ先に本屋さんに向かった。

  

続く…。

 

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