お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

「褒められるから頑張ろう」ではなく「やりたいからやろう」

息子は人から褒められることには

ほとんど関心はありません。

 

褒められるから頑張ろう

 

ということは、ほぼなく

 

自分が楽しいからやろう

自分がやりたいからやろう

 

という内発的動機で

ほとんどのことに取り組んでいます。

 

書道も絵画も自分の好きなように描き

存分に楽しんでいて、それだけで十分。

障がい者向け絵画教室 ダウン症

上手く描けた

 

とか

 

こう描けばよかった

 

はありません。(多分)

 

書道の作品で表彰された時も

「表彰状はいらない」という感じでした。

 

私も

息子が楽しそうに描いている姿を見るのが一番!

その楽しさが作品にも表れていて

私から見ると芸術作品に見えます。(笑)

 

いちばん大事な

子育ての順番

0歳からのシュタイナー教育で、

可能性をのばす

いちばん大事な子育ての順番

という本を読むと

同じようなことが書かれていました。

 

著者の虹乃美稀子さんは

虹のこども園の園長先生で、

園でも毎週、水彩画の時間があるそうです。

 

園では、濡れた紙の上に溶いた絵の具同士が踊るように混ざり合う偶然性の色彩を楽しみます。「何かを描く」のではないので、画力にかかわらず誰でも楽しめ、美しい色彩を味わえます。

毎週、ハッとするほど美しい色彩が生れます。偶然とはいえ、生み出されたその美しい色彩の世界に、子どもも大人も心の底から喜びが溢れます。人間が根源に持つ、芸術的な喜びです。

 

その時に虹乃さんは手放しで褒めたりしないそうです。

畏敬の念を抱きながら、「よく描けたね」と囁いたり、肩に手を置き優しく見守るだけにとどめています。

 

これは、「作品」という結果を生み出すのではなく、その過程を「体験」する芸術行為です。評価がないので、どの子もみんな、絵を描くことが好きになります。

褒めてばかりだと、褒められるために絵を描くようになります。そして、反対に「うまく描けなかった」など自分で自分の絵を批判するようにもなります。絵は本来、自分が楽しく描きたいから描くものです。なるたけ自意識を刺激せず見守るようにしています。

 

私も同じようにしている

と思ったのですが、

私の場合は、息子が特別なので、

息子が私にこうするように

導いてくれていますが。(笑)

 

本には続いて「褒める」ことについて

次のように書かれています。

 

実はこうしたことは、子どもとの暮らしの中ですべての場面に当てはまります。

「褒める」という行為には魔力があります。褒められればそのときは誰でも気分が良いものですし、やる気も湧くような気がしますが、これらはカンフル剤のようなものです。あまり頻繁に「褒めることでやる気を出させる」ことを濫用していると、次第に子どもは「褒められること」が目的になってきます。

「やりたいからやる」という意志の領域から生まれてくる、いってみれば「無意識の」行為が、「褒められたいからやる」という他者からの評価が動機となる「意図的な」行為となってしまい、それが本当に自分にとってやりたいことなのかどうか、わかりにくくなってしまいます。

 

本当にこの通りだと思います。

この本には、人が本来持っているものを

自然な形で引き出す子育てが

たくさん書かれてあり、

私も「なるほど~。そうだよな~」

唸ることばかりでした。

 

また、私にそういう育て方に

近づけるよう身を持って導いてくれた

息子にも感謝です。

 

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