お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

最後の卒業式、愛を放つ息子②

息子が生まれてからの物語112話目。

前回の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

前回の続きなので、

お読みでない方は必ずお読みください。

 

特別支援学校高等部の卒業式を終え、

教室での時間も終え、

いよいよ、みんな校庭に出て最後のお別れ。

 

息子は声も出せないし、

自分から他の人に働きかけることも

ほとんどない。

 

家族で卒業記念写真を撮って

終わりだと思っていた。

 

だが、

「しょうちゃん」

「しょうちゃん」

と同級生のお友達の何人もが

息子に声を掛かてくる。

 

「しょうちゃん、

一緒に写真撮ろう」

 

特別支援学校は

何らかの障がいのある子ばかりだが、

息子と比べると

ほとんど普通の子と変わらないように

見える子も多い。

 

同級生だが、

お姉ちゃんやお兄ちゃんのように見える。

 

息子は声を掛けられて喜ぶ感じもなく、

特に反応はない。

両手には記念品が入って袋を持ち、

少し肌寒く、コートをしっかり着ている。

 

その息子を中心に、

お友達みんなが集まり記念写真を撮る。

 

息子はみんなから愛されているんだ。

 

何も言わなくても

何もしなくても、

いるだけで、

みんなを癒してくれる息子。

 

息子は存在そのものがなんだ。

 

うれしくて涙があふれてきた。

 

最後の通知表の先生のコメント欄にも

「クラスのみんなからも愛されていました」

と書かれていた。

 

 

そして、

一人のお友達が息子のことを

「最強だね」

と言っていた。

 

息子はいつも自分そのものでいる。

 

人に認められたい、ほめられたい

という欲求はない。

 

自分の気持ちに正直でいる。

 

周りがどうあろうと、

うれしい時はうれしい。

イヤな時はイヤ。

 

誰にも左右されない。

 

息子の純粋さは最強だ。

 

 

私の息子を尊敬し、愛を感じる思いは、

私だけではなかった。

 

息子と一緒に学校で過ごしている

お友達も同じように思っていたんだ。

 

学校生活最後の1日。

 

私から見ると

いつも内なる神=愛

つながっているように感じる息子。

 

あらためて

息子の素晴らしさを感じる日となった。

 

曇 空

 

続く……。

 

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