お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

感激! 悟りの息子があらたな行動を!

息子が生まれてからの物語118話目。

前回の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

2015年11月、

息子が特別支援学校を卒業して8か月が経ち、

19歳の時に、とっても嬉しい出来事があった。

 

夕方、息子の好きなテレビ番組が始まると、

おやつタイムになる。

 

キッチンのおやつ置き場から

息子が好きなおやつを

リビングのテーブルに持っていく。

 

テレビを見ながらの夕方のおやつは

息子のルーティンで、

息子にとっての至福の時間だ。多分。(笑)

 

この日のおやつはアソートチョコ。

アソートチョコ

息子の一番好きなおやつだ。

 

いつもなら、

自分でビニールパッケージを空け、

箱の中のチョコをお皿に入れる。

 

ところが、この日は

パッケージを開けるのに悪戦苦闘。

なかなか開けられない。

 

自分で開けるのが難しい時の息子の対応は2つ。

 

1つは、あきらめる。

自分で頑張って無理なら仕方ない。

 

これは息子が、

声が出せなかったり、

文字もわからないので、

人に助けを求めることが難しい息子の

自然と身についた対応のように思う。

 

そして2つ目は、待つ。

自分では無理な場合は誰かが気づいてくれるまで

気を長~くして待っている。

気づいてもらったらありがたいこと。

気づいてもらえなかったら仕方ないこと。

 

息子を見ていると

そういう雰囲気が伝わってくる。

 

あきらめると待つはつながっているので、

実質的には息子の対応は1つ。

 

ちょっと見方を変えると

悟っているようにも見えてくる。

 

ところが、この日は違った。

 

この時、私と息子が二人でリビングにいて、

私は別のテーブルで事務仕事をしていた。

 

普通なら息子の様子に気づいて

「しょうちゃん、

お父さんが開けようか」

と言って、私が開けてあげるのだが、

この時は仕事に意識が集中していて

息子の様子に気づいていない。

 

すると、

突然背中をポンポンと軽くたたかれる。

 

んっ?

なんだろう?

 

息子に目をやると、

パッケージが開かないお菓子を持っている。

 

パッケージが開かないよ。

おとうさん、開けて。

 

そう訴えているようだった。

 

この時、初めて

私は息子がお菓子のパッケージが開かずに

困っていたことに気づく。

 

これまで息子がこういう状況で

自分から他者に働きかけることはなかったので、

私はビックリ!

 

しょうちゃん、

自分からアピールするんだ!

 

あきらめる待つ

悟りの息子(名前も「彰悟」で悟り)も

素晴らしいと思っていたが、

自分でアピールするようになった息子に

感激!

 

目に見える世界でも成長していく息子に

嬉しさと大きな喜びを感じる出来事だった。

 

続く……。


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