『ありのままがあるところ』
という本を読んだいると、
めちゃめちゃ共感することが
たくさん書かれていました。
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著者は、福森伸さんで、
知的障がい者支援施設しょうぶ学園施設長です。
福森さんは、
施設の知的障がい者との生活の中で
価値観が変わっていきます。
その頃は利用者の作品や行為は、彼らの溢れる創造力から生まれると思っていた。だが、利用者の振る舞いをよくよく見ていると、それはあくまでこちらの思い込みだということがわかってきた。
彼らの多くは特別な表現をしているのではなかった。平常心で日々を暮らしているだけでその表れのひとつが作品として存在するに過ぎない。
つまり狙って作品を作ろうとしていない。しかも当人はアートと思ってもいない。別に褒められるために作品を作っているわけではないし、社会的な賞賛を求めていない。(中略)評価されているかどうかは本当にどうでもいいことのようだ。
私も息子のアートをずっとそばで見ているので、
その通りで、ただ純粋に楽しんでいるだけです。
外からの評価が要らない分、
より純粋に楽しめています。
なかなか私にはその域には
達しそうにありませんが。(笑)
私と違って、彼をはじめ利用者の多くは他者が気にならない。
つまり、余計な影響を受けないで自立している。比べて、私はわがまま勝手に生きてきたつもりだったが、本質的には他人を気にして影響を受け、また影響を与えようと自分の行動を制御してきた。それは他人にコントロールされることを受け入れることでもあった。
私も息子といると、よく感じることです。
周りがどうであれ、
自分の感性と意思を大事にして生きている姿は、
私にとってはよき見本です。
もちろん、
息子もまったく影響を受けないわけでもなく、
また、影響を受け、影響を与えることも
人間らしいです。
でも、そういうことを
自覚して生きているのと
無自覚でいるのには、
人生の楽しさと奥深さに差が出てきます。
自分の関心だけにひらすら向かう。
そして削る、縫う、丸める、描く、ただそれだけに終始する。「ただ、それだけ」という非常に美しい行為そのものを独占している。他者からの価値づけに興味を示さないという感じである。
行為そのものを楽しむ。
結果や形を気にしない。
それが今、この瞬間を生きる。
ということだと息子といると気づかされます。
息子もそうですし、
こういう障がい者と言われる人は、
私たちが知らず知らずのうちに見失った
生きることの本質を教えてくれる
素晴らしい存在です。
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