お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

気道確保の手術に向けて

息子が生まれてからの物語40話目。

昨日の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

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はじめに・私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

2002年9月末、10年半勤めた銀行を退職。

 

10月は、息子の口からの気道確保に向けた

手術のための検査入院がある。

 

当初予定より遅れて10月23日に入院。

途中体調を崩したこともあり

入院期間は10日間におよんだ。

 

CT検査など様々な検査を行う。

手術ではないので、

息子が苦しむようなことはなかった。

 

手術に向けた検査だったが、

息子の手術は、もう少し体が成長するまで

待つことになった。

 

11月、新しい勤務先に入社。

私にとっては初めての転職。

期待で胸がいっぱいだ。

 

だが、これまで勤めていた銀行とは

業務内容も担当職務も

会社の規模や組織風土も大きく異なり、

私自身が納得できる仕事ができるようになるまで

1年かかった。

 

翌年3月、息子は療育施設を卒園。

4月から小学生になった。

入学したのは養護学校。

(現在は特別支援学校)

 

小学部、中学部、高等部まであり、

これから12年間通うことになる。

 

 

息子は痰(たん)の吸引が必要なので、

妻が車で送迎し、吸引のため

2時間おきに学校に行く。

 

痰の吸引は医療行為とされているため

看護師の資格を持った人じゃないとできない。

 

痰が多い時は、呼び出しの電話があり、

妻がすぐに学校に駆けつけ、息子の吸引をする。

 

妻は実質自宅待機の状態で、

出掛けても自宅や学校近くでの買い物程度。

 

息子が学校に通った12年間も、

妻は、自由には動くことできなかった。

 

息子は新しい学校生活を楽しんでいた。

  

学校生活、初めての夏休み。

ついに息子が

口からの気道確保の手術をすることになった。

 

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6歳の誕生日ケーキを前にする息子

続く...。

 

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