息子が生まれてからの物語74話目。
前回の続き。
『息子の誕生』←ここからスタートしてます。
2011年、東日本大震災後の
柴咲コウさんのブログやTwitterの発信で
私の中に変化が起こる。
この世界が幸せで平和であるためには
地球環境に関する認識が不可欠であること。
彼女の紹介した本も含め、
色んな本やネットで地球環境問題を調べていく。
すると同時に、環境問題は、
食糧や飢餓の問題にも連動していることに気づく。
以下、
2011年当時の私が初めて知ったことです。
世界の年間穀物生産量は19億トン、
世界人口62億人で割ると一人当たり306Kg。
一人当たりの標準年間消費量は180Kgなので、
十分足りている。
なのに、世界で見ると飢餓が原因で
1日4~5万人の方がなくなっている。
一方、日本や先進国(世界の2割)は飽食。
その先進国では穀物の6割(4億トン)が
家畜(牛・豚・鶏)の餌になっている。
牛肉1Kg作るために穀物8Kg、
豚肉1Kg作るために穀物4Kg、
鶏肉1Kg作るために穀物2Kgを消費。
結果として、世界の2割足らずの先進国に住む
私たちが世界の穀物の半分以上消費している。
また、地球の世界の熱帯雨林の30%を占める
アマゾンもここ40年で20%の森林が消滅。
先進国の牛肉のための放牧地、
畜産のための大豆畑の増加が
主な原因とされている。
アマゾン河口のベレン市では、
1980年代より、中央アメリカでの
食用肉の生産のため熱帯林が伐採され、
放牧場が作られていることから、
「ハンバーガーコネクション」と呼ばれ、
「ハンバーガーを1個食べると約9平方メートル
の熱帯雨林が失われる」と試算されている。
日本国産の肉であっても、
飼料の約90%は輸入している。
これまでの私がいかに環境問題・食糧問題に
無関心でいたかに気づく。
環境に無関心。
それが地球環境破壊の最大の凶器となっていく。
柴咲コウさんがブログで紹介した本
『1% あなたはその中にいますか。』
に書かれてある一文が私の心に突き刺さる。
ヨーロッパでは70%以上の人が
グリーンコンシューマー(環境意識の高い市民)
の自覚を持つと言われている。
だが、日本には1%しかいない。
私はその1%の中にいなかった。
地球上のすべてが幸せで平和に
暮らせる社会にしよう!
自分がグリーンコンシューマー
になろう!
心の底から想いが湧き起こってくる。
続く...…。
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