お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

言葉のない世界

息子が生まれてからの物語83話目。

前回の続き。

  『息子の誕生』←ここからスタートしてます。 

 

お風呂で息子の「そろそろ上がろう」

という思いが聞こえてくるような気がした。

 

目を開けると、息子が立ちあがった。

 

本当に息子の気持ちが

伝わってきたのかも!

 

それからも度々息子の思いが伝わってくる。

 

うれしい。

 

息子とつながっている気がする。

 

 

2011年8月、

ドリプラ福岡の支援会が始まる。

 

2週間毎にプレゼンターやスタッフが集まり、

プレゼンしたり、応援メッセージを送ったり、

お互いを支援し合う会だ。

 

私のプレゼンは

『言葉がなくても、思いが伝わる世界へ』

 

だんだんとそういう世界が

実現できそうな気がしてくる。

 

じゃあ、

どうしたら実現するのか?

 

相手の気持ちが理解できるようになるには、

 

・心が澄んでいること。私利私欲がないこと。

・自分の無限の可能性を信じていること。

・心を磨き、人間性を高めること。

 

だと思った。

 

少しでもそういう人に

近づいていこう!

 

 

『言葉のない世界』を考えていると

面白い話を聞いた。

 

太古の昔、かつての人間は、心で他の人や動物や植物と意思疎通することができました。ところが世界的な災害に見舞われ、生きていく手段として食糧を確保する必要に迫られました。そうなると、自分の心を読まれて、確保した食糧がほかの動物や人間に盗まれると困ってしまいます。

そこで、心を閉ざすための訓練が必要になりました。そして、閉ざすことができるようなると、意思疎通のために言葉が必要になりました。それまでは『言葉はなかった』のです。でも言葉は、心をダイレクトに伝えられないので誤解が生じます。それを埋めるために、何度も情報交換をするようになりました。

もともと人間は、自然界のバランスを調節するという役割をもって、この地球に生まれてきました。ところが、心が通じ合わなくなったために、自分の都合のいいことしか考えられなくなってしまいました。そして互いに自己主張をしあって、妥協できる者同士がグループを形成しました。それが今の社会です。

 

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本当かどうかはわからないが、

そうかも知れないと思った。

 

続く...…。

 

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