お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子は抜管困難症・気管軟化症に

息子が生まれてからの物語11話目。

前回の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

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はじめに・私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

息子が呼吸困難で入院して半月が過ぎた。

肺炎は治り、

口から挿管している管を抜くことに。

 

 

これで退院できる。

 

家に戻れる。

 

家族4人で一緒に暮らせる。

 

 

  

息子が処置室から出てきた。

 

 

「えっ!」

 

 

息子は挿管したままだ。

 

信じられない。

 

肺炎は治ったはずでは…。

 

 

それから先生の説明があった。

 

息子の肺炎は治ったが、

挿管による抜管困難症となったこと。

抜管困難症は、

管を抜くと気道が塞がってしまい

管が抜けない状態になっていること。

 

肺炎と同時に気管軟化症でもあったこと。

気管軟化症は、気管がやわらかくなりすぎて、

呼吸をするための気道が確保できない状態になる

病気であること。

 

 

「これから

 どうなるんですか?」

 

私はこれからのことが気になり先生に尋ねた。

 

しばらく様子を見ます」

 

「しばらくって、

 どれくらいですか?」

 

「1カ月ぐらい

 みていてください」

 

 

息子は入院してから気管挿管をし、

口をふさがれ手も動かないように

体を固定された状態。

 

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口から挿管された息子


やっと解放されると思っていたのに、

さらにこの状態が1カ月続く。

 

 

谷底に突き落とされたように

気が沈んだ。

 

息子の体は大丈夫だろうか?

 

続く…。

 

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