お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子は他力本願!?

息子は他力本願の生き方を

しているんじゃないか?

 

(尊敬する息子なのでいい意味です)

 

 

10年前ぐらいに、

他力本願

と大きな字で書かれた年賀状をもらいました。

 

《今年1年を他力本願で生きる》

と年賀状で宣言するなんて、

どういうつもりなんだろう?

 

当時の私は、

他力本願とは、

自分の努力を放棄して

他人任せ、運任せの

主体的でない生き方だと思っていました。

 

ところが、そうではなく、

他力とは阿弥陀仏のことで、

自分の力とは小さいものであり、

自力をはるかに超えた阿弥陀仏の力にすがる

という教えです。

 

その前提として、

自分でやるだけのことはやる。

あとは、天にお任せする

という心境だと思います。

 

自分でベストを尽くしたと思えば、

自然と天に身をゆだねる

という心境にもなります。

 

自力の意識が強すぎると執着となり、

うまくいくとエゴが強くなり、

うまくいかないと落ち込んだり、

人や環境のせいすることにも繋がりやすいです。

 

 

息子の場合は、

そもそも自分の意思で

出掛けることもできないし、

何が好きで、何をして欲しいとさえ

伝えることができません。

 

自力でできることは

一般の人に比べるとかなり少なく、

与えられた状況の中で生きています。

 

なので、もしかしたら

息子は自分の自力は小さい

と自覚しているかもしれない。

 

すると

自然と他力に祈るような謙虚な心境で

他力本願になっているかもしれない。

 

息子は毎日のルーティンとして

・感謝

・祈り

・瞑想

もしているし、

私からみるとエゴも私心もありません。

 

息子は自分でやれる範囲のことはやり、

執着もなく、

心の中で楽しみにしていることもあり、

実現すると心から喜び、

感謝しながら毎日を生きている。

 

素晴らしい生き方だなぁ~

と思います。

 

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朝倉市の三連水車前で。

 

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