お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

長~い「いただきます!」の理由は?

息子は「いただきます」が異常に長いです。

普通でも2、3分。

長い時は10分ぐらいしています。

 

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「いただきます」している息子・彰悟

 

 先日、家族一緒に夕食を食べ始め、

10分後には妻は食べ終えてましたが、

息子は「いただきます」中でした。(笑)

 

実家に帰ったり、普段一緒に食事をしない人と食事すると、

「彰ちゃん、食べていいよ~」

ってよく言われます。

 

遠慮しているわけではないのですが。😅

 

 

ご飯おかわりする時も、

お味噌汁おかわりする時も、

手を合わせて、再び「いただきます」

 

そうじゃない時も気づいたら

「いただきます」

 

食後のデザートでプリン🍮食べる時も

再度、手を合わせて「いただきます」

 

 

食事の時間の4分の1ぐらいは

「いただきます」をしています。

 

昔は、そういう子なんだなぁ〜って

思っていました。

 

 

2011年、東日本大震災をきっかけに

私自身が生き方を見つめ直します。

 

それから、私の「いただきます」が

変わりました。

 

この食べ物を育んでくれた、

太陽や地球、土や水や空気、

育ててくた人、運んでくれた人、

料理を作ってくれた人、

食べ物そのものの命。

 

それら一つひとつに感謝の想いを持ち、

世界の平和をお祈りしながら

「いただきます」するようになりました。

 

それまでは数秒だった「いただきます」が

1分ぐらいはかかるようになります。

 

そこで気づいたのが、

息子の「いただきます」の長さ。

 

息子は生後半年ぐらいまでは、

鼻からの栄養チューブの状態が多く、

口から食べられませんでした。

 

その後も、肺炎や気管の手術で

13歳までに11度の入退院を繰り返し、

食事ができないことも多かったです。

 

息子は、食事ができることの

喜び感謝を、

長~い「いただきます」で

表しているんだ!

 

そう思うようになりました。

 

私が40歳過ぎて、

やっと気づきいて始めたとこを

息子は小さい時からやっていたんだ。

 

息子には頭が下がります。

 

息子には見習うことがたくさんありますが、

こういう息子の父として

相応しい生き方をしていこうと思います。

 

 

息子の長~い「いただきます!」のうち

13秒だけ動画でUPしています。

 


長〜い「いただきます!」

 

最後のあごでのトントンは、

声が出せない息子が音で「いただきます!」を

伝えているように思います。(*^_^*)

 

 

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