お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子の3つ目のかわいいがんばり

熊本・菊池温泉旅行シリーズ第3話、

前回の続きです。

 

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はじめに・私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

数か月前までの息子は、

お風呂上りの脱衣所で

イタズラモードのニッコリ笑顔で

水道のレバーを次々に上げて

水を出しっ放しにするイタズラを

していました。

 

息子の数少ないイタズラ遊びなので、

「しょうちゃん、だめよ~」

と、やんわり注意するものの

許容範囲内ということで遊ばせていました。

※息子が出しっ放しの水道は、すぐに私が止めています。

 

はっきりとは覚えていないのですが、

このイタズラは10年ぐらい前から

やっていると思います。

 

ところが、

今はイタズラする素振りすら見せない息子。

 

なんでかな~?

 

と考えてみると、

多分、もう十分に遊んだから。

 

イタズラに満足しきって

もういいや。

 

とう感じだと思います。

 

人はどんなことでも、

十分やりきると満足するものなので。

 

 

そして、翌朝。

8時に朝食会場へ。

 

ホテル 旅館の朝食

 

前日の夕食は、これまでにないハイペース、

1時間10分で食べ終えてくれた息子。

よくがんばりました。

 

朝食はというと、

夕食とは打って変わって

いつも通りのスローペース。

 

手を合わせて長~い「いただきます」

途中でも何度も「いただきます」の合掌。

一皿食べ終わるごとに、

お皿を上下にフリフリし、

ニッコリ笑顔で身体も前後に揺らします

 

時計に目をやると9時を過ぎていて、

朝食会場には私と息子のみ。

他のお客さんも食べ終わり、

妻も荷物の整理で先に部屋に戻っています。

 

ホテルのチェックアウトは10時なので、

9時半ぐらいに

食べ終わってくれるといいな~。

 

そう思いながら、

息子の正面で読書をしながら待っていると……。

 

「あの~、すみません。

朝食は9時までなんですけど」

 

息子と二人だけの朝食会場に

仲居さんが戻ってきて

背後から声を掛けます。

 

時計を見ると9時20分。

朝食時間が9時までとは知らず、

チェックアウトが10時にできればとだけ

思っていたので

 

えっ、という感じ。

 

でも、後片付けのお仕事を

待たせているのは間違いないので、

ここから息子を急かします。

 

「しょうちゃん、

もう時間って、

ご飯、残そうか」

 

息子は手を左右に振り、

イヤイヤと意思表示。

 

残りは息子の大好きな白ご飯なので、

息子としても残すわけにはいきません。

 

それまで読書していた私ですが、

荷物をまとめて、立ち上がり

帰る素振りをみせます。

 

息子も早く食べないと!

とエンジンがかかったようで

大急ぎでご飯を口に詰め込みます。

 

詰め込みすぎて、

リスのようにほっぺたがふくらみ

かわいい息子。

 

仲居さんに声掛けされて

3分ぐらいで食べ終わりました。

 

今回の旅行、

3つ目の息子のがんばりです。

 

食事はゆっくり食べさせたいのですが、

たまには急いでもらうのも、ありかなぁ。(笑)

 

そして、私にとっては

今回の旅行のメインの菊池渓谷へ。

 

ここでもがんばってくれた息子です。

菊池渓谷

 

続く。

 

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