お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

ゆっくりペースの息子の食事の本当の意味は?

近くのホテルに

1泊2日のプチ家族旅行に行ってきました。

 

一番のお楽しみはお食事で、

夕食も朝食もとっても美味しかったです。

 

夕食のときにふと気づいたことがあります。

 

日本料理のコース料理で、

一品ずつ料理が運ばれてきます。

 

私や妻は、

一品食べた後しばらく待つのですが、

息子は食べるのがゆっくりなので、

待ち時間がありません。

 

 

息子がちょうど食べ終わる頃に

次の料理が運ばれてきます。

 

夕食時間は1時間30分だったのですが、

息子にはちょうどいいペースで料理が運ばれ、

時間中ずっと美味しそうに食べていました。

 

そう考えると、

逆に私や妻の方が、食べるのが早過ぎのような

気がしてきました。

 

家でも夕食がゆっくりな息子が食べ終わるのを

いつも隣で待っているのですが、

これが本来のあるべき食事のペースかも

と。

 

手を合わせての「いただきます」は、

食事の前だけでなく、途中も何度も何度もし、

感謝しながら、ゆっくり味わう。

 

ひょっとしたら、

神さまが食べ方の見本としても

息子を遣わしているのかも?

と考えてしまいます。

 

翌日の朝食。

前日の夕食と違って、

最初から大きなお盆に全部の料理が

載せてあります。

 

朝食のスタートは8時30分。

レストランの朝食の終了時間は10時です。

 

いつものようにゆっくりゆっくり、

楽しそうに食べる息子。

 

時刻は10時15分。

終了時刻を過ぎても

なかなか食べ終わりそうにありません。

 

レストランの方は何も言わないのですが、

さすがに迷惑かもしれないと思い、

私からスタッフの方に声を掛けます。

 

「息子が食べ終わりそうに

ないのですが、

もう時間すぎてるので、

食べ終わらせた方が

いいですよね?」

 

「ごゆっくりどうぞ」

ひょっとしたら、

そう言われるかもしれないと思ったのですが、

 

「そうですね~。

できれば、

食べ終えていただくと

助かるのですが」

というお返事。

 

やっぱりそうだよな~。

と思い、息子のもとへ。

 

「しょうちゃん、

もう時間がきたんで、

食べるの終わりね」

と言いながら、

食べかけのお茶碗をどけます。

 

息子が

ちがう、ちがう

と手を振って抵抗の意思表示。

 

息子はお茶碗を取りもどし、

ご飯の口に運びます。

 

無理か~

と思っていると、

 

一口だけ食べると、

お茶碗を私がどけた位置へ戻し、

ごちそうさま。

 

かすかな抵抗だったのかな?

いや、

最後の一口だけ食べさせてね。

という感じかな?

 

いやいや、

そもそも昨日の夕食で

タイミングよく食べていた息子を

見本と思うのは違うよ。

ということかも。

 

などと色々考えていると楽しくなります。

 

ホテルでの夜は館内を少しお散歩し、

ホテルのガーデンテラスで夜景を観たり、

 

大浴場は、タイミングよく貸切状態になり、

大浴場の中を息子と手をつなぎゆっくり歩いたり

お湯しぶきを立てたり

息子も存分に楽しんでくれました。

 

息子とのお泊り次も楽しみです。

 

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