熊本・山鹿温泉旅行、前回の続きです。
<初めてブログを訪問される方はこちらをご覧ください>
息子が何歳に見えるか尋ねたことがきっかけで、
仲居さんのお孫さんもダウン症と知り、
距離が近くに感じ、
心なしか仲居さんが息子を見る目も
温かく見守っているように感じます。
黙々と食事している息子には
食事中の儀式が2つあります。
1つは、
一皿食べ始める毎の
「いただきます!」
1回の「いただきます」も長く
「いただきます」をしているのか
食事をしているのかわからなくなります。(笑)
2つ目は、
一皿食べ終わるごとに、
お皿を左手に持ち、
上下にフリフリ。
お買い物をして
商品をカゴに入れるときも
上下にフリフリしています。
夕食を食べ終わり、
最後に水を飲み、
コップもフリフリ。
すると、
仲居さんがお水を注ぎにきます。
「お水、お注ぎしましょうか」
息子は私や妻の水も飲み、
お茶も飲み、
水分とりすぎ状態だったので、
「ありがとうございます。
もう、お水、大丈夫ですよ」
とお断りします。
(息子は水を注がれると必ず飲み干すので)
すると仲居さんが
「息子さんがおかわりって
してましたよ」
あっ!
息子のコップフリフリを
お代わりの合図と思ったようです。
「すみません。
あれはお代わりの
合図じゃなくて……」
とお詫びを。
息子のフリフリ儀式で
仲居さんを動かすとは!
その後、
夕食会場を後に帰ろうとすると
仲居さんが息子の背後から声掛けを。
「ごはん、
おいしかった~?」
息子が声を出せないのは
伝えていなかったな~。
と思いながら、
私が代わりに
「とってもおいしかったです!」
と言うと
返事なしの息子へ
続けて声を掛ける仲居さん。
「バイバイ~」
声は出せなくても
バイバイの手を振ってもらおうと
「しょうちゃん、
バイバイってよ。
バイバイしようか」
と言うものの反応はなし。
仲居さんも「バイバイ」を繰り返し、
私も息子にバイバイするように言いますが、
無反応な息子。
正面からバイバイされると
ほぼ応える息子ですが、
背後から声だけのバイバイに応える確率は
10%ぐらい。
今回はあまりバイバイには
気が乗らないようです。
すると仲居さんから
衝撃の一言が!
「無視かっ」
私にとってバイバイしない息子は
いつもの息子なのですが、
きっと仲居さんのダウン症のお孫さんは、
愛想がいいのでしょう。
仲居さんにとっては
バイバイしない息子は
ちょっとショックだったのかも。
絵画教室や書道教室で
職員の方のバイバイに
応えないことも多い息子ですが、
バイバイしたら
「バイバイしてくれた~」
と職員の方も喜んでくれて、
バイバイしなくても
「バイバイしかったな~」
と笑顔になります。
なので、
息子はバイバイしても、しなくても
周囲の人を笑顔にすると
思っていた私にとって
「無視かっ」は
初めての反応で、衝撃でした。
ただ、イラっとした「無視かっ」ではなく、
ちょっと親しみある「無視かっ」でしたが。
続く。
【インスタグラム】
Instagram 息子のアートやメッセージを投稿しています。
【2022年上半期人気記事ランキング】
2022年上半期人気記事アクセスランキング - 自分らしく幸せに生きる 声を失ったダウン症の息子と生きて人生が変わった気づきブログ
【メディア掲載情報】
メディア掲載 - 自分らしく幸せに生きる 声を失ったダウン症の息子と生きて人生が変わった気づきブログ
↓↓↓今日も応援クリックお願いします↓↓↓