お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

食べるのが遅く、営業時間を過ぎても食べている息子に……。

ホテルに宿泊した時のこと。

前回の続きです。

大浴場で小学生のお友だちと遊ぼうとして、

遊べなかった息子ですが、

それでもハイテンションのニコニコ笑顔でした。

 

翌朝は朝食ブッフェです。

 

席に着いたあと、

好きな料理を取りに行きますが、

息子はいつも席でじっと待っています。

 

過去に何度か一緒に料理を取りに行こうと

促したこともありましたが、

息子は手を左右に振り、

いかない、いかない

のジェスチャー。

 

なので、息子はずっと席に座って

どんな料理がくるかな~

と待っています。

 

食べ始めるときは

いつもの長~い「いただきます!」

 

朝食ブッフェで気になるのは、

息子の食べる時間の長さ。

 

私や妻は、

料理を取りにいって、ゆっくり食べても

40~50分もあれば食べ終わりますが、

息子は食べるのが超ゆっくり

 

家で夕食を食べるのも

早いときは1時間ちょっとで

食べ終わることもありますが、

だいたい1時間半~2時間程度。

長いときは3時間を超えることもあります。

 

ホテルの朝食の営業時間は7時~9時30分で、

私たちが会場に入ったのは7時50分。

 

朝食ブッフェもだいたい1時間半ぐらいで

食べ終わると見込んでいます。

 

ところが、

9時25分になっても

息子の大好きな白ご飯が

お茶碗にかなり残っています。

 

お客さんも私たちを除き2人。

妻は荷物の整理で部屋に戻っています。

 

多少時間を過ぎてもいいとは思うのですが、

近くを通りかかったスタッフの方に

一応確認します。

 

「9時30分までですよね?」

 

「はい、そうです」

 

予想通りの答えです。

 

このペースでは、

息子が食べ終わるまで

あと20分ぐらいかかりそう。

 

まずは、

白ご飯の半分を私が食べます。

 

息子は

あ~、おとうさんが食べた。

という顔に。

でも、困ったでも残念でもなく、

いつも通り事実を

そのまま受け止めている感じです。

(今回は「食べられた」という事実)

 

そして、次の作戦は、

料理が残っているものを除き、

食器を全部片づけて、

手荷物をまとめて、

私は立って息子が食べ終わるのを待ちます。

 

これで息子の

食べるスピードがアップ

 

口にどんどん押し込み、

むしゃむしゃ食べます。

 

近くにいたスタッフの方(年配の女性)が

その様子を見て、

「ゆっくり食べたいよね」

とすでに9時30分を過ぎていますが、

息子のゆっくり食べるのを応援。

 

そして、私には、

「黙々と食べていますね」

と、息子の食べ方をほめるような感じで

話しかけてくれます。

 

息子は声が出せなく会話もできず、

料理も取りにいかないので、

考えてみれば、本当に黙々と食べています。

 

料理を食べてもらう側の立場からすれば、

ただ食べることだけに集中しているような

息子の食べっぷりが良かったみたいです。

 

昨夜の大浴場では、子どもたちに

無言で近づく息子が怖がられた感じですが、

相手や状況が変われば、見方も変わります。

 

朝食は5分遅れの9時35分に

無事食べ終わりました。

 

この後、息子と心の対話をすると、

(黒文字は私、青文字は息子

 

朝食、焦らせたよね。

 

いいよ。

おとうさんが

急がせているんで

ぼくも

早く食べようと思うから。

 

普段息子を焦らせることは

ほぼない私なので、

たまに急がせるのはOKみたいです。

 

そして、宗像大社へ。

f:id:tanaka-shinichi:20220330173007j:plain

 

続く……。

 

【5カ月でフォロワー1万人のインスタグラム】

Instagram

是非、フォローお願いします。

 

【2021年人気記事ランキング】

2021年人気記事アクセスランキング - 自分らしく幸せに生きる 声を失ったダウン症の息子と生きて人生が変わった気づきブログ

 

↓↓↓今日も応援クリックお願いします↓↓↓

にほんブログ村 子育てブログ ダウン症児育児へ