お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

これまでにない息子の行動で大感動!

息子が生まれてからの物語103話目。

前回の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

年が明けて2014年2月の出来事。

これまでにない息子の行動で大感動した!

 

この日は息子と私、

二人だけで家にいた休日。

 

午前中、

私は息子のことを気にかけながら

カーポートや玄関を掃除していた。

 

掃除を終えたら、

午後は二人でお買い物に行く予定だ。

 

すると、

息子がスーパーの会員カードを私の財布に入れ、

玄関まで持ってきた。

 

「えっー!

しょうちゃん!」

 

しかもお着替えもして、

吸引器などお出掛け準備も息子一人でしている。

 

 

お買い物行こう!

 

って、息子が呼び掛けている!

 

「わぁー!

お買い物に行く準備したんだ!

しょうちゃん、ありがとう!」

 

息子がこれまで、

こんな行動をしたことはない。

 

びっくり!!

しょうちゃん、すごい!!

 

息子は何も言わないけど、

いつもちゃんと見ているんだ~!

スーパーの会員カードを

持っていくこともわかっているし、

お出掛けに必要なものも

何でもわかっているんだ!

 

「しょうちゃん、すごい!!

しょうちゃん、すごい!!」

 

あまりにうれしくて感動して、

午後からお買い物予定だったが、

私もすぐに支度し、

車に乗って二人でスーパーへ。

 

スーパーでは、

いつものお気に入りのお菓子を

ニコニコ笑顔でカゴに入れる息子。

 

その笑顔がいつも以上で

とってもうれしそう。

 

息子からの

初めての呼び掛けで出掛けたお買い物。

 

ぼくがお買い物に行く準備して

おとうさんを誘ったもんね。

 

息子の満足感が全身から伝わってくる。

 

息子はこの時17歳。

普通だったら何でもないことかもしれない。

むしろ、「それがどうしたの?」

ということだろう。

 

でも、

この日の息子の行動は

私にとっては大感動!

 

何でもないことで、

私を感動させてくれる息子。

 

こんな素敵な子が私の息子でいてくれて

私は幸せだ。

 

しょうちゃん、ありがとう。

 

そして、この夜、

さらに私を驚かせる出来事があった。

 

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動物園でクマを見る息子(17歳)

 

続く……。

 

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