お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

世界一かわいい泣き声

息子が生まれてからの物語6話目。

前回の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

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はじめに・私の人生を導いてくれた天使のような息子

  

8月に入ると、息子の病状も落ち着き、

血液の状態も安心できるレベルになった。

 

ダウン症の正式な診断を告げられて2週間後。

 

8月9日、

産まれて42日目にしてやっと退院。

 

息子は初めての自宅へ。

ここから家族4人の暮らしが始まった。

 

 

子どもは2人目なので、

お風呂やオムツも慣れたもんだ。

 

息子にはお姉ちゃんがいる。

 

2歳になる娘も

生まれたばかりの赤ちゃんがかわいくて

いつもそばにいる。

 

やさしいお姉ちゃんだ。 

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赤ちゃんの息子と2歳の娘

 

妻は息子と暮らし始めて

精神的にも落ち着き始めているように見えた。

 

ダウン症といっても、

私たちの子としては何も変わらない。

 

実際、まだ、産まれて1カ月半では、

見た目も普通の子と違うようにも思えない。

 

むしろ、

これまで一緒にいられなかった分だけ

よりかわいさが増している様な気がした。

 

ダウン症で息子の将来が

どうなっていくかはわからないが、

今、この一緒に過ごせる時間を

大切にしようと思った。

 

 

「おんぎゃー」

 

息子の泣き声は

私がそれまで聞いたことのないくらい

めちゃめちゃかわいい泣き声で、

 

テレビや映画で

赤ちゃんの泣き声が必要な時は、

この子の泣き声を使って欲しい!

いや、使った方が絶対いい!

と思うくらい、

世界一かわいい泣き声だった。

 

普通は、赤ちゃんが泣いたら、

ミルクかな? オムツかな?

と考え、抱っこしてあやそうとするが、

 

息子の泣き声を聞くとあまりにかわいいので、

もうちょっと聞きたい気分にすらなった。

 

 

息子が生まれた日、

「ダウン症のようです」

と病院の先生に言われ時は、

人生に絶望すら感じたが、

こうしてかわいい赤ちゃんの息子と一緒にいると

その時の気持ちも飛んでいくようだった。

 

 

息子と家で一緒に暮らすようになって、

1カ月近くたった9月5日。

 

一家団欒の夕食をすませ、しばらくした時、

息子が急にむせび出した。

 

 

続く…。

 

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