お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

もし息子が虫歯で歯が痛かったら

もし虫歯で歯が痛いときでも、

ただ耐えているのだろうか?

 

歯科検診で虫歯を治療した息子を見て

ふと思ったことです。

 

妻が毎月定期検診に連れていっているので、

虫歯があればひどくなる前に、

治療はしてもらえています。

 

なので、虫歯で歯が痛くなることは

恐らくないと思います。

 

でも、

息子は体に痛みがあっても

私たちに伝えるのは難しいです。

 

つい先日、

息子の足に虫刺されの跡を見つけたのですが、

かなり掻きむしっていて、

大きく腫れていました。

 

そうとう痒かったんだろうと思います。

 

普通なら、自分から

「かゆいよ!」

と伝えて、

かゆみ止めを塗ったりできるのですが、

息子の場合は、できません。

 

声が出せず、

通常のコミュニケーションがとれない

というものありますが、

そもそも息子は、

赤ちゃんのときから、

ずっと痛みに耐えてきました。

 

呼吸困難で何度も窒息したり、

口から管を入れられたり、

身体を固定されたり、

 

手術後もただ痛みに耐えて、涙を流すのみ。

 

愚痴や不満を表に出すことは一切ありません。

 

息子の耐える力は相当のレベルで、

私が思う痛みや苦しみは、

ひょっとしたら

大したことじゃないかもしれません。

 

人間の心の成熟度を測る指標が

思い通りにならないことに耐える力

だと言われています。

 

この力が強ければ、

心の器も大きく、

人間力も高く、

人間的に成長しているということです。

 

息子は、

見た目はかわいくて(親バカ、笑)

介助を要することもありますが、

心、精神、魂のレベルで見ると

私の遥か彼方をいっているようです。

 

だからこそ、

何気ない日常の生活に感謝し、

生きていることに幸せを感じているんだと

思います。

 

身近に尊敬できる人生のお手本がいて

本当にありがたいです。

 

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