お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子と私の関係は私と父の関係②

前回の続き。

 

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はじめに・私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

息子が生まれてダウン症と聞かされた時は、

息子の将来に不安を感じましたが、

1カ月もすると、あまり悲観的に考えずに、

今の息子との生活を大事にしていこうと

思うようになっていました。

 

これも、今振り返ると

父との関係が私のベースにあるように

思います。

 

息子が正式にダウン症とわかり

父に伝えた時も、

はっきりとは覚えていませんが、

特に不安を掻き立てられるような

話をされた記憶もありません。

 

私が息子に

受容・共感的な関わりをしているのは、

私が父から

受容・共感的な関わりをされていたから。

 

やはりこれが一番のような気もします。

 

 

「世代間連鎖」ということ言葉があります。

 

子どもは親から育てられ、

親からの関わられ方が、

無意識に自分の中に刷り込まれまる。

 

やがてその子が親になった時、

自分の子に対して、

親からの関わられ方を無意識にやっていく。

 

受容・共感的に育てられれば、

受容・共感的に育てるし、

厳格に育てられれば、

厳格に育てる。

 

ただ、すべてそうなるわけではなく、

親から好ましくない育てられ方をした場合でも、

本人がそれを自覚し、

意識して別の育て方をする場合もあります。

 

世代間連鎖は無意識なので、

自覚し、意識して、変えることができます。

 

 

父は祖父にどう育てられたかというと、

受容的な関わりは、なかったようです。

祖父は私が赤ちゃんの時に亡くなったので、

私の記憶にはありませんが、父に聞くと、

気が短く、よく怒るタイプの人。

 

でも、祖母が非常に温和な人でした。

私が子どもの頃、祖母の家に遊びに行った時も、

いつも優しい笑顔でニコニコしていた

記憶しかありません。

 

父の受容・共感的な姿勢は、

父が祖母から受け継いだものなんだなぁ

と思っています。

 

そう考えると、

息子とこうして幸せに暮らせるのは、

父のお陰であり、祖母のお陰であり、

また、その先のご先祖様のお陰です。

ありがたいです。

 

 

父が生きている時、父に聞いたことがあります。

 

「私にあれしろとか、あれダメとか

 言ったことないよね。どうして?」

 

「伸一の人生だし、人からどう言われようが、

 自分で納得しないとね」

 

やっぱり、

私も息子に同じような思いで接しています。

 

 

先日、自宅から車で35分の米の山展望台へ。

篠栗町若杉山の標高594mの展望台で、

福岡市内を一望できるいい眺めでした。

 

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息子は展望台の景色より、

道中、車の中からみる初めて見る景色の方が

楽しかったようです。

 

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