お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

なぜ否定したくなることが起こるのか?

昨日に引き続き

ドラマ『僕らは奇跡でできている』

のワンシーンから。

 

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登場人物も昨日に引き続き二人。

 

主人公相河一輝(大学講師)の恩師である

小林薫さん演じる大学学部長の鮫島教授

 

主人公相河一輝をよく思わない

要潤さん演じる准教授の樫野木先生

 

昨日のブログの会話の後、

樫野木先生が自分を見つめ直して、

鮫島教授に自分の気持ちを伝えます。

 

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昔の僕は

フィールドワークに明け暮れていました。

 

でも、

娘が生まれて

経済的にも安定した生活を送るために

塾の講師になりました。

 

僕は

ささいなことでイラつくようになりました。

 

妻は

「フィールドワークに戻ればいい」

って言いましたが、

 

「誰にためにやめたと思っているんだ!」

って僕は余計にイラつきました。

 

鮫島教授のおっしゃる通りです。

 

フィールドワークをやめた本当の理由は

家族のためじゃありません。

 

家族のせいにしておけば、

研究者として

フィールドワークで食べていく

覚悟も才能もない自分と

向き合わずにすみました。

 

自分の選択が

正しかったと思うためには

 

相河先生を否定するしか……

 

だから

相河先生と

出会えたのかもしれないね。

 

~~~~~~~~~~~~

 

自分にとってイヤな人や出来事は

多くの場合、自分の心の中に原因があります。

 

でも、自分の心の弱い部分と向き合うのは

勇気が必要です。

 

なので、

相手のせいにしてしまいます。

自分の触れたくない弱い部分を

守ってしまいます。

 

仕方のないことではありますが……。

 

でも、心に原因があれば、

人や形を変えて、いつまでも

同じような出来事が降りかかってきます。

 

なぜなら、

それは自分の人生の課題だからです。

 

だから、最終的には

自分と向き合わざるを得なくなります。

 

その課題に気づけば、

自分にとってイヤな人も出来事も

自分の人生を軌道修正してくれる

貴重な存在になります。

 

 

私の人生を軌道修正してくれた

一番の大きな存在は息子。

 

生まれた当初は、

「かわいそう」と思っていましたが、

息子に導かれるように

仕事も変わり、人生の課題にも気づきます。

人生そのものが大きく変わりました。

 

幸と不幸は表裏一体。

 

自分次第でいつでもひっくり返せます。

 

【講演会のお知らせ】

2月12日(水)福岡県春日市・クローバープラザ 

 

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