お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

何で私が怒られるのか?

数年前、

普段行くことのないスーパーで、

息子と買い物をしていた時のこと。

 

息子を見ると

トイレに行きたそうな気配を感じます。

 

息子は声を出せず、

自分の意思を伝えることが難しいのですが、

なんとなくの様子で伝わってきます。

 

息子をトイレに

連て行かなきゃ!

 

でも店内は広く、

トイレがどこにあるかわかりません。

 

万一、トイレに間に合わなかったら

と少し焦りながら探し、

やっとトイレを見つけます。

 

ホッとしたその瞬間、

 

「えっー!」

 

【掃除中】の表示が。

 

掃除のおばさんにお願いして

トイレを使わせてもらおうとしたら、

「掃除中なのでダメ。

別のトイレに行って!」

と言われます。

 

トイレ掃除中でも空いている便器を

使わせてもらうことが多いので、

その対応に不満を持ちつつも、

仕方なく別のトイレを探すことに。

 

早くトイレを見つけなきゃ

 

すると、すぐ近くに店員さんを見つけ、

別のトイレの場所を尋ねると、

掃除中のトイレを案内されます。

 

「そのトイレは掃除中で

掃除のおばさんから

別のトイレを探すように

言われたんです」

と伝えると、

 

店員さんが

トイレ掃除のおばさんのところに行き、

私への対応を指導し、

そのトイレを案内してくれました。

 

間に合った~

 

息子が用を足し一安心していると、

なんとトイレ掃除のおばさんが

文句を言ってきます。

 

「大じゃないなら、

なぜ最初に言わなかったの!

小とわかっていたら

使わせたのに!」

 

店員さんに指導されたことで、

私を逆恨みしているような攻撃的な感じです。

 

なぜ私が文句を言われないといけないのかと

反射的にイラついてしまい、

「なぜ、小と言わないと

いけないのか?」

と少し口論になってしまいました。

 

 

それからしばらくそのことが頭に残り、

翌日、その原因を振り返ることにました。

・私がイラついたこと

・トイレ掃除のおばさんと口論したこと

 

私が振り返りをする時のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

相手は自分の鏡。

自分の周りに起こる出来事は自分の心の写し鏡。

自分に何かを教えてくれる合図。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

息子に対しては、

瞬時にこうした振り返りができるのですが、

他では、ちょっと時間がかかります。

 

なぜ、掃除のおばさんが

私にあんな態度をとったのか?

 

私が「早く息子をトイレに連れて行って、

用を済ませないと」と焦っていたから。

その焦りがおばさんに

映し出されていたかもしれない。

(おばさんも「早くトイレ掃除を済ませないと」

と焦っていたかもしれない)

 

私自身、息子を師匠として

自分を高めるために色々と取り組んできて、

イライラすることが以前に比べると

かなり減りました。

それで、私の成熟度が高まった

と思っていたのですが、

まだまだ未熟な状態であると

教えてくれる出来事かもしれない。

 

そんなことを色々と考えていると、

自分の未熟さを教えてくれた

トイレ掃除のおばさんに

感謝しないといけないな~

と思い始めることができました。

 

直接会うことはないと思うで、

心の中で、おばさんに私の気持ちを伝えます。

 

「ありがとう」

 

 

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