お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子は元気に5歳になったが

息子が生まれてからの物語32話目。

前回の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

1999年3月、

住宅会社から電話がある。

 

「いい土地が

 見つかりましたよ」

  

息子が近い将来行くことになる

療育施設や養護学校も通える距離にある。

 

ここに決めた!

 

それから、土地の形状に合わせて

家の間取りを考え始める。

 

娘は4歳、息子は2歳、

息子がどう成長していくかはわからないが、

将来のためにそれぞれの子ども部屋を

作ることにした。

 

風水の勉強もし、息子の部屋は

朝日のエネルギーが入る東側の2階に。

男の子が元気に育つ配置だ。

 

家の間取りにも息子の健康への祈りを込める。

 

6月着工、家が建ち始めると、

工事の進捗を度々見に行く。

 

息子は3歳の誕生日を迎え、

あいあいセンターの行事にも元気に参加。

 

そして9月に家が完成、10月に引っ越し。

 

息子の病院や施設を考えて、

29歳で建てた家だ。

ここからまた、新しい生活が始まる。

 

気管切開後も2歳までは

年間2、3回肺炎で入院していたが、

3歳になってからは体も強くなったようで、

肺炎で入院することもなくなっていく。

 

年が明けて2000年。

新年度になる4月から、自宅近くの

知的障がい児の通園施設に通い始める。

 

息子も元気に園での生活を楽しんでいく。 

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プールで遊ぶ息子

気管切開した場所から水が入ると危険なので、

息子は一人で小さなビニールプール。

 

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砂場で遊ぶ息子

気管切開した場所から砂が入らないように、

妻の手作りの砂除けカバーをつけて遊ぶ。

 

2001年6月、

園に通い始めて1年が過ぎ、息子は5歳になった。

元気なのだが、気管の状態は変わらない。

口からの気道は塞がったままだ。

 

息子はいつになったら、

気道が治るのだろう?

 

いつになったら、

声が出せるのだろう?

  

そして、

博多駅東支店支店へ転勤して3年、

人事異動の通達に私の名前があった。

 

続く…。

  

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