お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

首の捻挫、そして呼吸が危ない!

息子が生まれてからの物語44話目。

前回の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

息子は包帯交換時に抵抗し首をひねり、

その後、首をまっすぐにできず、

いつも左側に首をかしげた状態になってしまう。

 

手術後の気管内の傷に、

首の怪我も加わる。

 

息子は首の捻挫と診断され

治療のため、首をけん引される。

 

器具で首を固定され、

つらそうにして

目に涙を浮かべる息子の姿を見ると

不憫でならなかった。

 

やっとこれから気道が回復する矢先に

どうして息子が

こんな苦しい目に会うのだろう……。

 

 

首の捻挫の治療もあり、

入院期間は長引き、44日目に退院。

 

 

しかし、その3日後、

気管切開した場所に挿入しているTチューブを

息子が抜いてしまう。

 

 

「自己抜管」

 

呼吸が危ない!

 

 

手術前は、

カニューレという管を入れ、

管の外側に紐を通して、

首の周りに固定できていた。

 

手術後のTチューブは、

切開したところに挿入し、

気管の上から下へ繋がるチューブに、

首の外へ短い管が突き出ているだけで、

外側に固定できない。

 

息子は、その短い管を何気にさわり、

抜いてしまった。

 

口からの気道には、

気道が塞らないようモールドをいれているため、

空気は通らない。

 

気管切開した場所は空いているが

チューブを入れいてないと

塞がってしまう。

 

私も妻もあわてて

すぐに手術前につけていたカニューレを入れる。

 

気道を確保でき、一安心。

 

 

その後、病院に行きTチューブを入れてもらう。

 

 

気道確保の手術は成功し退院したが、

口からの呼吸はまだできず、

安心できる状況にはならなかった。

 

続く...。

 

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