お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

イタズラを楽しむ息子への関わりで学んだこと

息子をはときどき

イタズラを楽しみます。

 

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はじめに・私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

家族旅行で温泉に行くと

大浴場のお風呂上がりに

よくするイタズラがあります。

 


脱衣所で洗面台を前にして

私がドライヤーで頭を乾かす時のこと。

 

息子は隣の席に座って待っているのですが、

 

ニコニコ笑顔で立ち上がり、

 

目の前の洗面台の水道を流し始めます。

そのまま、隣の洗面台の水道も流します。

その隣の洗面台の水道も流します。

 

「しょうちゃん、

 水道流しっぱなしはダメやろ〜。

 お水もったいないやろ~」

 

私は、そう言いながら、

息子が流す水道を止めますが、

 

それでも、

息子はニコニコ笑顔で楽しそうに

そのまた隣の水道の水を流します。

 

私も注意はするのですが、

 

たまにはこういう

イタズラもいいか~

 

と思って注意するので、

息子もイタズラ継続です。

 

私も楽しみながら、

息子の後を追って

水道の水を止めます。

 

一通り水を流し終えると

息子は満足そうに、

元の席に戻ります。

 

「あ~、楽しかった~」

 

って言っているようです。

 

 

こういうちょっとしたイタズラは

私としてもOKだと思っています。

 

 

でも、

たった一度だけですが、

イタズラした息子を

叱ったことがあります。

 

後にも先にも息子を叱ったのは

この時だけです。

 

かなり昔でイタズラの内容は

覚えていませんが、

これは絶対やっちゃダメ!

というイタズラでした。

 

この時は真剣に

息子と向き合いました。

 

まず、

息子と同じ目線の高さになるよう

しゃがみます。

 

真顔で真剣に息子の目を見つめながら、

 少し低めの重い声で言います。

 

「しょうちゃん、

 これ絶対やったらダメだからね。

 わかった?

 こんなことしたらダメなの。

 お父さんも周りの人にも

 迷惑かけるの。

 困るの。

 もう絶対にこんなことしないで。

 絶対ダメからね」

 

息子は言葉の意味はわからないと思います。

 

でも、イタズラの直後に

これまで一度も叱ったことのない

私が真剣に叱っている。

 

それだけは伝わったようです。

 

たったこれだけですが、

その後、息子は二度と

このイタズラはしませんでした。

 

 

私たちにとって言葉による

コミュニケーションは大切なことです。

 

でも、息子と一緒にいると

どれだけ真剣に相手と向き合っているのかが、

本当に大切なんだとわかってきます。

 

このイタズラも、

息子を真剣に叱るということを

私に教えるために起こった

出来事のように思います。

 

 

色んな学びを私に与えてくれる

息子に感謝です。

 

 

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