お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

佐賀新聞の記事に!「息子は幸せに」

先週の佐賀講演会、

佐賀新聞社さまにも取材していただき、

新聞の記事になりました!

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2019年11月16日佐賀新聞朝刊

 

佐賀新聞LIVEのネットニュースにもなり、

 それが、Yahoo!ニュースにもなり、ビックリです!

記事の内容は、

新聞もネットニュースもどれも同じです。

 

 

新聞記事の中に私の言葉が紹介されています。

 

「たとえ自分や妻がいなくなっても、

 息子は幸せに生きていけると確信している」

 

講演で言う予定はなかったのですが、

何となく言ってしまいました。

 

普段から思っていることなので、

口に出るんだなぁ~と。

 

ただ、90分の講演の中で、

ここが取り上げられるとは思っていなく、

新聞記事を見て、少々驚いています。

 

息子はダウン症で呼吸器の障がいがあるので、

おそらく、私の方が長生きすると思います。

 

でも、仮に私や妻が先にいなくなっても、

息子は幸せに生きていける。

 

それは、息子の存在そのものに

「愛」を感じるからです。

 

私たちの本質は「愛」だと思っています。

 

でも、愛を感じるためには、

その反対の怖れや不安を感じる必要があります。

 

すべてが愛であれば、

愛そのものを自覚することができないからです。

 

光と闇の両方あって、

初めて光や闇がわかります。

 

お魚は、ずっと海の中にいるので、

おそらく自分が海の中にいるという自覚は

ないでしょう。

 

すべてが海の中なので。

 

息子は、赤ちゃんの時から

何度も死と隣り合わせの体験をし、

障がいや病気で苦難を体験してきました。

 

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

しかも、それを泣き叫んだり

声や言葉に出すことさえできまん。

 

おそらく、

ずっと怖れや不安を抱えてきたと思います。

 

そして、他者との対話もできないので、

自分の中の深い部分と対話をしています。

 

そして、たどり着いたのが、

私たちの本質である「愛」です。

 

息子はこの世界に生きている喜びと感謝

感じさせてくれます。

 

息子といると癒されるし、

そう言ってくださる方も多いです。

 

日常生活では、介護も必要ですが、

それ以上に、周囲の人に

「愛」を感じさせてくれます。

 

お風呂で息子の体を洗っていても

気管切開したところから

痰(タン)の吸引をしていても

 

させてもらっている。

ありがたい。

 

という感覚になります。

 

なので、

息子は周囲に「愛」を与える存在として

幸せに生きていけると思っています。

 

親バカかもしれませんが、そう信じています。

 

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おもちゃで遊ぶ息子・彰悟(3歳)

 

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