お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

攻撃的な対応をされたとき

今から5年前、息子が18歳の時こと。

 

遠出をして、普段行くことのない

大型スーパーで買い物中、

息子がトイレに行きたそうにしていたので、

広い店内のトイレを探しました。

 

やっとトイレを見つけて

ホッとしたその瞬間、

 

「掃除中」の表示。

 

どうしよう。

 

掃除のおばさんにお願いします。

 

「トイレ、

 息子が行きたいので、

 使わせてもらって

 いいですか?」

 

掃除のおばさんの返事は、

 

「掃除中なのでダメ。

 別のトイレに行って」

 

えっ!

 

普通は、トイレ掃除中でも

掃除していない便器があれば、

使わせてもらいます。

 

おばさんの対応に不満を持ちつつ、

仕方なく別のトイレを探すことに。

 

近くに店員さんがいたので、

別のトイレの場所を尋ねると、

すぐ近くにトイレがあると言われます。

 

私が、掃除のおばさんから、

別のトイレに行くように言われたことを伝えると

店員さんが掃除のおばさんのところに行き、

対応を指導、そのトイレを案内してくれました。

 

ひと安心して、息子が用を足していると、

トイレ掃除のおばさんが私に文句を。

 

「大じゃないなら、

 なぜ最初に言わなかったの!

 小とわかっていたら

 使わせたのに!」

 

店員さんに指導されたことでイラ立ち、

その矛先を私に向けた

攻撃的な感じの言い方です。

 

私も反射的にイラつき、

「なぜ、小と言わないと

 いけないのか?」

と少し口論に。

 

 

それから翌日まで、

自分がイラついたこと、

トイレ掃除のおばさんと口論したこと

について振り返りました。

 

私が自分を振り返る時のポイントです。

 

相手は自分の鏡

自分の周りに起こる出来事は、自分の心の写し鏡

自分に何かを教えてくれる合図

 

なぜ、掃除のおばさんが

私にあんな態度をとったのか?

 

それは、

私が「早く息子をトイレに連れて行って、

用を済ませないと」と焦っていたから。

その焦りがおばさんに映し出され

私への攻撃的な対応に

なっていたのかもしれない。

 

私自身、自分を高めるために色々と取り組み、

イライラすることが減り

自分の成熟度が高まったと思っていたが、

まだまだ未熟な状態であると

教えてくれる出来事かもしれない。

 

そんなことを色々と考えていると、

自分の未熟さを教えてくれた

トイレ掃除のおばさんに

感謝しないといけないな~

と思い始めることができました。

 

直接会うことは、ないと思うので、

心の中で、おばさんに

感謝の気持ちを伝えました。

 

「ありがとう」

 

 

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