お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子の山道おんぶ「無理はやめよう」

宇佐・国東旅行シリーズ4回目・最終回。

前回の続きです。

 

熊野摩崖仏を目指して、

息子を背負って山道を登りますが、

想像以上に体力を使い、限界に……。

 

中学時代から筋トレに目覚め、体力にはそれなりに自信がありました。

前職の会社員時代の宝満山登山会ではみんなが1往復する間に、体力がありあまり3往復したことも(さすがに3往復目は疲れ果てましたが)。この時はスクワットを1日500回していました。

40代半ばを過ぎ、6年前からはトレーニング内容もインナーマッスルトレーニングとストレッチに変わり、スクワットは1日30回へ。

 

5年前、突然の雨で傘を持っておらず、息子が濡れないように、息子を抱っこしてダッシュしていたら、雨のアスファルトで足が滑り、転倒。あわやの事態に。

この時、息子を抱えて体力的に無理をするのはやめようと思いました。

 

私も50歳を過ぎ、

無理をして、

もし息子を背負ったまま

転びでもしたら大変だ。

 

立ち止まり、

息子を背中から降ろします。

 

息子も10分以上おんぶされた状態だったので、

体力も回復したようです。

少しは歩いてもいいよ。

と思っていたようで、

私と手をつなぐと

階段をゆっくりと登り始めます。

 

息子にも少し頑張ってもらおう。

 

息子と手をつないで登るだけだと

体力的には休憩している気分です。

 

ただ急な階段もあり、

熊野摩崖仏 山道 階段

その後は、息子を背負って登るのと

きつくなったら息子に歩いてもらうのを

交互に行います。

 

登り始めて450m地点、

やっと熊野摩崖仏にたどり着きます。

熊野摩崖仏

 

本来なら、

日本最古で最大級の摩崖仏を観て

「わーっ」という感じなのでしょうが、

私は全身汗だく、

額からメガネにも汗が落ち

「やっと着いた~」

という安堵感でいっぱいです。

 

ベンチに腰掛け、しばし休憩。

熊野摩崖仏

 

さあ、降りよう。

 

息子を背負って、

山道の階段を降り始めます。

 

下りはより注意深く、

片方の手で手すりを握りながら降ります。

身体を斜めにして一段一段ゆっくりと。

 

ふと背負っている息子を見ようと

後ろを振り返ると

息子はニコニコ笑顔。

 

おんぶして降りるの

喜んでくれているんだ~。

と思うと体力的には厳しいものの、

エネルギーが湧いてきます。

 

すれ違う観光者の口から思わず

「凄いっ」

と言われることも。

 

そうだよね~。

45kg もある息子を背負って

山道の階段を登り降りは

自分でも凄いと思うよ。

 

心の中で一人語りが続きます。

 

なんだか自作自演の

体育会系の体力づくりの

特訓をしているようだ。

 

高校時代の応援団、

大学時代の少林寺拳法部

の練習を思い出します。

おんぶしての山道はありませんでしたが。

 

緩やかなところでは、

息子を降ろして手をつなぎ歩きます。

 

通常は30分で戻れるところを

70分かけてやっと戻りました。

 

あ~、がんばった~!

 

これで、宇佐神宮で2時間休みなく

息子を歩かせたことのお詫びになったな。

 

よかった。よかった。(笑)

 

【息子の個展のお知らせ】

『ART THE SHOGO』6月1日~6月30日 香椎参道Nanの木

 

【5カ月でフォロワー1万人のインスタグラム】

Instagram

是非、フォローお願いします。

【2021年人気記事ランキング】

2021年人気記事アクセスランキング - 自分らしく幸せに生きる 声を失ったダウン症の息子と生きて人生が変わった気づきブログ

 

↓↓↓今日も応援クリックお願いします↓↓↓

にほんブログ村 子育てブログ ダウン症児育児へ