お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

人生において無駄なことや失敗は何一つない

息子が生まれてからの物語98話目。

前回の続き。

『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

2013年3月1日、

息子より2つ年上の娘の高校の卒業式。

 

まだ肌寒い季節で、

体育館の中でも身が引き締まる。

 

娘の高校のPTA会長になった私は、

これから旅立つ卒業生にお祝いの言葉を贈った。

 

・・・・・・・・・・

 

卒業生の皆さん、

この3年間どうでしたか?

 

いろんなことを学び体験した

3年間だったと思います。

高校生活で得た体験を基にこれから進学・就職し

人生の階段を上っていきます。

 

そこで大切なものは何でしょうか?

 

たくさんあると思います。

 

その中で、私自身が一番大切にしているものを

お話しします。

 

あなたは、自分のことが好きですか?

 

部活や学校行事、勉強や遊びに

一生懸命に取り組んでいる時の自分は

好きだと思います。

 

でも、時には、

上手く行かない時、

やる気の出ない時もあります。

 

 

そんな時、

「オレなになっているんだろう?」

「私こんなことしてていいのかな?」

って不安になったり自分を責めてしまうことが

あるかもしれません。

 

私もそうでした。

 

人生にはいい時もあれば、

そうでない時もあります。

 

人生において、

無駄なことや失敗は何一つありません。

 

その状況は、

今の自分の成長に必要だから訪れています。

 

どんな時の自分であっても、

その意味を考え、

そして、自分のことを責めることなく

受け止めてください。

 

「今の自分はこういう状態なんだな」

「こんな時もあるよね」って。

 

例え自分がどういう状態であっても、

それを認め受けることを

「自己受容」といいます。

 

これができると、

自然とやる気が湧いてきます。

 

「自分は本当はこういうことがしたいんだな」

って。

 自分らしい地に足のついた人生を

生きることができます。

 

「君子は和して同ぜず、

小人(しょうじん)は同じて和せず」

 

という言葉があります。

 

君子(自己受容できていて立派な人物)は、

人と仲良くできるが、自分の意見も

しっかりと持っています。

 

小人(自分のことを認められず、

人物の小さい人)は、

相手の意見に合わせるが、

自分らしく生きておらず、

本当の意味で仲良くできません。

 

あなたの人生はこれからです。

 

自分を信じ、自分の気持ちを大事にして

生きて行ってください。

 

あなたにしかできない、

 

あなたらしい素晴らしい人生が

必ず待っています。

 

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続く……。

 

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