お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子は何を思っているんだろう?

息子が生まれてからの物語81話目。

前回の続き。

  『息子の誕生』←ここからスタートしてます。 

 

「宇宙を見ようとしている。

 宇宙のことを

 知ろうとしているんです」

 

あんでるせんのマスターに言われ、

私の中に衝撃が走った。

 

息子はいつも遠い遠い宇宙を見ていたんだ。

私の想像もつかない広い世界。

日常を遠く離れた別次元の世界。

 

 

息子は何を思っているんだろう?

 

どうして宇宙のことを

知ろうとしているんだろう?

 

息子が見る宇宙は

どんな世界なんだろう?

 

 

それから私の息子を見る目も変わっていく。

 

私は目の前の出来事に捉われ、

何かを成そうとか、何かを変えなければいけない

と思うことが多かったが、

宇宙の視点で見ると些細なことかもしれない。

 

 

宇宙を感じる。

 

 

愛に満たされた

感覚になるのだろうか?

 

息子が愛に満たされているから、

私は愛いっぱいの息子といると

幸せを感じるのだろうか?

 

息子は愛に満たされているから、

何もない時でも、

笑顔で嬉しそうにしている

ことが多いのだろうか?

 

 

そう言えば息子は一人でいる時も、

表情を変えたり、うなずいたりして、

誰かと話しているような雰囲気を

感じさせることがある。

 

 

宇宙と話しているのだろうか?

 

神と話しているのだろうか?

 

 

マスターは、息子を見ながら

更に言葉を続けてくれた。

 

「この子は芸術の才能が

 ありますね」

 

「そうですか~!」

 

これには、私も心当たりがある。

 

私には息子の書道は芸術に思えていた。

 

この1週間前の書道教室でも

息子は新たな動きを見せていた。

 

筆に墨をつけ、半紙に書くと思ったら、

反対の手のひらを墨で真っ黒に塗る。

 

「おおーっ!

 しょうちゃん、凄いねー!」

 

普通では思いつかない書道の楽しみ方だ。

 

芸術の根源は直感、想像力とも言われているし、

息子は芸術の才能があるように思えた。

 

そして、もう一つマスターが教えてくれた。

 

「この子は、

 お父さんやお母さんを

 導いてくれますね。

 チャンスや出会いをくれます」

 

「そうですか!

 ありがとうございます」

 

この言葉も嬉しく受け止めることができた。

 

私の仕事が変わり、

人生が変わってきたのも

間違いなく息子が導いてくれたお陰だ。

 

チャンスや出会いもあったし、

これからもあるかもしれない。

 

マスターの言葉で、

改めて息子の父親でいられてよかったと思った。

 

続く...…。

 

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