息子が生まれてからの物語21話目。
前回の続き。
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気管切開の手術を終えてもうすぐ1カ月。
息子の体調も順調に回復。
気管切開した場所に挿入している
カニューレ内の痰(たん)の吸引と
吸入器で気道や肺に湿度を与えながら
毎日介護している妻。
痰が出やすくなるように
背中を軽くトントンたたいたり、
バイブレーターで背中のマッサージもしている。
夜も息子の呼吸が気になり
芯から寝ることができない。
妻は本当によくやってくれている。
娘も、寂いしとは思うが、
おじいちゃん・おばあちゃんのところで
楽しくやっているようだ。
12月も終わりに近づき先生から
外泊許可がでた。
退院のテストも兼ねての外泊だ。
家族みんな大喜び!
めちゃめちゃうれしい
クリスマスプレゼントだ!
家族4人でお正月を過ごせる!
「しょうちゃん、
おうちに帰れるよ~」
息子に伝えると
ニコッと微笑み返しをしてくれたように思えた。
自宅はこども病院から車で片道3時間と遠く、
ちょうどお正月にもなるので、
病院から1時間の私の実家で過ごすことにした。
大晦日に実家に帰ると、
男の子の節句用に飾り物がある。
少し早いけど、息子の健康を祈って
両親が用意してくれていた。
私の実家には父と母と妹の3人がいて、
私たち家族がいくと7人に。
息子が生まれて初めてのお正月は、
これまでで一番にぎやかなお正月になる。
実家はこども病院に比べると寒いので、
息子が風邪をひかないように
暖房や加湿に万全を期す。
息子の体調も特に変わりなく、元気に過ごせた。
続く…。
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