お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子の買い物の儀式に隠されていた衝撃の気づき

息子といると色んな気づきがあります。

今日のブログはスーパーでの買い物編。

 

息子とスーパーに買い物に行くと、

いつも儀式があります。

 

買い物カゴにお菓子や食品を入れるとき、

両手で商品を持って、

上下に数秒動かすという儀式です。

 

その後、買い物カゴに入れます。

 

息子は買い物カゴに入れるのが好きで

いつもニコニコ笑顔で嬉しそう。

 

私が商品を手に取り、

買い物カゴに入れると

息子は残念そうな表情をするので、

できるだけ息子に商品をカゴに

入れてもらうようにしています。

 

先日、レジで並んでいる時に、

レジ近くに美味しそうなパウンドケーキがあり、

息子に

「しょうちゃん、それ取って」

とお願いしました。

 

するとちょうど、

レジに並んでいた前のお客さんの精算が終わり、

レジ係の方から、

「どうぞ」

と言われます。

 

パウンドケーキを早くカゴに入れてもらおうと

「しょうちゃん」

と声を掛け、

息子に早く商品をカゴに入れるように促します。

 

でも、息子は基本的に動きがゆっくりで、

しかも儀式があります。

商品をカゴに入れる動作も、

私が2秒で終わることが、

息子の場合は15秒ぐらいかかります。

 

「どうぞ!」

再度、レジ係の方から促されます。

 

商品をゆっくりと両手に取り、

上下に動かす息子。

 

その時、気づいたのが、

私の焦り。

 

レジ係の人を待たせてはいけない。

そんな思い込みがある自分に気づきます。

 

まあ、

待たせないにこしたことはありませんが。

 

そして、もう一つ気づいたのが、

なぜ息子が、商品を手に取り

上下に数秒動かすのか?

 

それまでは、

カゴに商品を入れるのが楽しくて、

それを動きで表現しているんだろう

と思っていました。

 

でも、その時の息子を見ていると、

 

神社で巫女さんが鈴でお祓いしている姿

と重なって見えます。

 

お祓いだ!

 

我が家では、年に2、3回

神社でお祓いしてもらうのですが、

低頭している私たちに巫女さんが

鈴を上下に振ってお祓いをしてくれます。

 

息子はそれを見て、

お祓いの方法を覚えたのかも知れない。

 

振り返ってみると、

神社でお祓いしてもらうようになる前は、

買い物の時の息子の儀式もありませんでした。

 

そうか!

息子は手に取った商品を

お祓いしてくれていたんだ。

 

考えてみると、

スーパーの商品棚に陳列されている商品は

たくさんの人の手を通っているし、

添加物が含まれているものもあります。

 

息子は言葉や文字による

コミュニケーションはできませんが、

見えない世界が見えているようなので、

お祓いの儀式によって

それらを浄化しているかもしれない。

私たちを守ってくれているかもしれない。

 

本当にそうなのかは確認できませんが、

私にはそう思えてきました。

 

息子は毎日をゆっくりと丁寧に生きているし、

私にない生き方を教えてくれているようです。

 

f:id:tanaka-shinichi:20200723184115j:plain

車窓から外の景色を眺める彰悟

 

【2020年上半期人気記事ランキング】

2020年上半期人気記事アクセスランキング - 自分らしく幸せに生きる 声を失ったダウン症の息子と生きて人生が変わった気づきブログ

 

↓↓↓今日も応援クリックお願いします↓↓↓

にほんブログ村 子育てブログ ダウン症児育児へ