お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

さとりをひらいた犬、悟りをひらいた息子②

前回の続きです。

前回の記事を読まれていない方は

必ず前回の記事をお読みください。

 

<初めてブログを訪問される方はこちらをご覧ください>

はじめに・私の人生を導いてくれた天使のような息子

 

『さとりをひらいた犬

 ほんとうの自分に出会う物語』

さとりをひらいた犬

を読んで、

息子のことを連想する部分がありました。

 

主人公の猟犬・ジョンと師匠の会話です。

 

師匠「君は毎日ずっと何もせずに、どこにも行かずにあそこにずっと座っておるが、心の中ではどんなことをしゃべっておるのじゃ?」

 

息子は自分の意思で外出することはできません。

家にいるときは、午前中はソファー、

午後は和室にずっと座っていることが多いです。

 

赤ちゃんのときから、

何度も手術をし、身体を固定されることも多く、

声を発することもできませんが、

心の中ではしゃべっていたはずです。

 

ジョン「はい、散々いろんなことをしゃべりまくっています。でもそれは僕のエゴがしゃべっていることであって、僕ではないということを知っています」

 

・・・

 

師匠「自分の内側を見つめ続けると、いずれはエゴが落ちる。エゴのおしゃべりがやむ。完全に停止するのじゃ」

 

息子は赤ちゃんのときから

苦しいとさえ自分の外に訴えることができず、

常に自分の内側と向き合い続けざるを得ない

環境にありました。

 

息子にはエゴが感じられず、

どこかの時点で、落ちたのかもしれません。

 

師匠は、ジョンに

「抵抗せず、判断せず、執着せず」

心を観続けるようにも言いますが、

息子のあり方そのものです。

 

そして、ジョンは悟りを開きます。

 

ほんとうの自由とは、外側の何かから自由になることではありませんでした。

身体やエゴの声といった“自分”からの自由…これがほんとうの自由です。

 

息子はできないことも多いのですが、

何ものにもしばられず、

いつも心は自由です。

 

身体の自分、エゴの自分がいなくなり、それらが全て落ちて、魂の自分につながって、ほんとうの自由そのものになったとき、そのときに初めてほんとうの自分になるのです。

 

息子も魂の自分とつながっていて、

ほんとうの自由、ほんとうの自分に

なっています。

 

師匠はジョンに問います。

「ほんとうの自分はどんな感じじゃ?」

 

ジョンの答えは……。

 

是非、本をお読みください。

きっと息子も同じように感じているはずです。

 

『さとりをひらいた犬 

ほんとうの自分に出会う物語』

の著者さんは以前このブログでも紹介した

『僕は、死なない。』

の著者でもある刀根健さん。

どちらも本当にお勧めの本です。

さとりをひらいた犬 僕は死なない。

 

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