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『さとりをひらいた犬
ほんとうの自分に出会う物語』
を読んで、
息子のことを連想する部分がありました。
主人公の猟犬・ジョンと師匠の会話です。
師匠「君は毎日ずっと何もせずに、どこにも行かずにあそこにずっと座っておるが、心の中ではどんなことをしゃべっておるのじゃ?」
息子は自分の意思で外出することはできません。
家にいるときは、午前中はソファー、
午後は和室にずっと座っていることが多いです。
赤ちゃんのときから、
何度も手術をし、身体を固定されることも多く、
声を発することもできませんが、
心の中ではしゃべっていたはずです。
ジョン「はい、散々いろんなことをしゃべりまくっています。でもそれは僕のエゴがしゃべっていることであって、僕ではないということを知っています」
・・・
師匠「自分の内側を見つめ続けると、いずれはエゴが落ちる。エゴのおしゃべりがやむ。完全に停止するのじゃ」
息子は赤ちゃんのときから
苦しいとさえ自分の外に訴えることができず、
常に自分の内側と向き合い続けざるを得ない
環境にありました。
息子にはエゴが感じられず、
どこかの時点で、落ちたのかもしれません。
師匠は、ジョンに
「抵抗せず、判断せず、執着せず」
心を観続けるようにも言いますが、
息子のあり方そのものです。
そして、ジョンは悟りを開きます。
ほんとうの自由とは、外側の何かから自由になることではありませんでした。
身体やエゴの声といった“自分”からの自由…これがほんとうの自由です。
息子はできないことも多いのですが、
何ものにもしばられず、
いつも心は自由です。
身体の自分、エゴの自分がいなくなり、それらが全て落ちて、魂の自分につながって、ほんとうの自由そのものになったとき、そのときに初めてほんとうの自分になるのです。
息子も魂の自分とつながっていて、
ほんとうの自由、ほんとうの自分に
なっています。
師匠はジョンに問います。
「ほんとうの自分はどんな感じじゃ?」
ジョンの答えは……。
是非、本をお読みください。
きっと息子も同じように感じているはずです。
『さとりをひらいた犬
ほんとうの自分に出会う物語』
の著者さんは以前このブログでも紹介した
『僕は、死なない。』
の著者でもある刀根健さん。
どちらも本当にお勧めの本です。
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