お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

家族旅行で感じる息子の言葉

昨日から2日間の家族旅行。

 

初日は、佐賀・武雄の御船山楽園の

「チームラボかみさまがすまう森の廃墟と遺跡

 - THE NATURE OF TIME」へ。

 

f:id:tanaka-shinichi:20191027192023j:plain

「廃墟の湯屋に住む生き物たち」

f:id:tanaka-shinichi:20191027192211j:plain

「廃墟の湯屋にあるメガリス」

f:id:tanaka-shinichi:20191027192246j:plain

「廃墟の湯屋にあるメガリス」の息子・彰悟と私

f:id:tanaka-shinichi:20191027193712j:plain

「森の中の、呼応するランプの森とスパイラル」

 

「うわぁ~! キレイ」

 

とみんなで言いながら観ていましたが、

息子は、普通の表情でいつもと変わらず、

ただ観察しているような感じです。

 

でも、知らないことろの行くのは好きなので、

 

「お父さん、ありがとう」

 

って心の中でつぶやていくれていると思います。

 

【チームラボ、息子・彰悟の5秒動画】


「廃墟の湯屋にあるメガリス」の息子

 

【チームラボ、息子・彰悟の5秒動画】


「森の中の、呼応するランプの森とスパイラル」の息子

 

 

長崎のホテルに着き、夕食のあとは、

稲佐山展望台へ。

  

f:id:tanaka-shinichi:20191027192502j:plain

稲佐山展望台からの長崎の夜景

 

長崎の「1,000万ドルの夜景」も綺麗で、

ここでも、みんなで

 

「うわぁ~! キレイ」

 

と言いながら観ていましたが、

息子は特に感動する様子もなく普通の表情。

いつも通りです。

 

ですが、その後のホテルの大浴場では

いつも通りのニコニコ笑顔。

 

息子はお風呂が大好きです。

 

お風呂上がりは、脱衣所の洗面台の水道を

次々に流すイタズラも。↓↓↓

 

そのままハイテンションで、

中学一年生ぐらいの男の子が

バスタオルで体を拭いているところへ行き、

 

背後から、頭をなでなで。

 

男の子もビックリして振り向きます。

 

「すみません」

 

私が言うと、

男の子のお父さんが笑顔で

 

「いいですよ~」

 

と言ってくれて、一安心。

 

その後も、エレベーターの中で、

息子は見知らぬおじさんを触ろうとします。

 

でも、それは私がブロック。

 

息子はニコニコ笑顔で

何度もチャレンジしますが、

何度もブロック。

 

おじさんは背中を見せている状態なので、

気づかないままエレベーターを降ります。

 

ふと、考えると

息子は声が出せないので、

 

中学生の男の子にも

見知らぬおじさんにも

 

あいさつしよう

 

としてんだなぁ~と思いました。

 

もし、息子が声を出し言葉を話せたら、

 

「こんにちは~」

「こんばんは~」

 

って言っているかも。

 

声を出せなくて、目線も合ってない人に

自分の存在を気づいてもらうには、

相手に触れるしかありません。

 

そして、息子は

 

「ぼく、大好きな温泉に入って

 楽しかったよ。

 お父さんが

 連れてきてくれたんだよ」

 

って言っているかも。

 

そう思うと、嬉しく涙が出てきそうです。

 

家族旅行2日目は、明日のブログで。 

 

【講演会のお知らせ】

11月14日(木)佐賀・講演会『愛すること、学ぶこと、生きること』のお知らせ 

 

↓↓↓今日も応援クリックお願いします↓↓↓

にほんブログ村 子育てブログ ダウン症児育児へ