お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

私は息子の可能性を閉ざしていないだろうか?

昨日のお風呂でのこと。

 

私が自分の身体を洗っていると、

背中がちょっとかゆいな~

と感じます。

 

そうだ!

しょうちゃんに

洗ってもらおう!

 

息子に背中を向けて、

ボディタオルを肩にのせ、

 

「しょうちゃん、

 お父さんの背中洗って~」

 

とお願い。

 

すると息子は、普通に

私の背中をゴシゴシ洗います。

途中で、楽しそうに泡遊びしますが。

 

自分で洗うのもいいけど、

息子に洗ってもらうと

気持ちいいし、嬉しい。

 

幸せです。

 

「しょうちゃん、ありがとう」

 

 

そこで、ふと振り返ります。

 

息子に背中を洗ってもらうのは、

何年振りだろう?

 

正確には思い出せませんが、

2、3年振りかも。

 

息子に背中を洗ってもらおうと

思ったきっかけは、

書道教室で真っ黒になった息子の手。

 

10年前ぐらいのことです。

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書道教室が終わってハンドソープで

しっかり洗うのですが、

墨の汚れがなかなか落ちません。

 

お風呂でも洗うのですが、

簡単にはきれいになりません。

 

そこで思いついたのが、

石けんの泡のついたボディタオルで

私の背中を洗ってもらうこと。

 

私の背中を洗えば洗うほど、

息子の手もボディタオルの泡で

きれいになるかも、と思い

息子に背中洗いのリクエスト。

 

結果、墨の汚れもとれていきます。

 

その後、書道教室の日は

息子に背中を洗ってもらうことが習慣に。

 

ただ、だんだん書道教室での

息子の手の汚れも少なくなり、

いつしかお風呂でも背中を

洗ってもらわなくなっていました。

 

そこで、昨日ふと思ったのが、

 

私は息子の可能性を

閉ざしていないだろうか?

 

私の背中を洗ってもらおうとすると、

息子はしっかり洗ってくれます。

 

整理整頓も得意ですし、

食器の片付けもするし、

時々、洗濯物を干したり、たたんだり

もしてくれます。

 

でも、

日常生活で介助を要することがあるため、

無意識に息子ができることも

させていないことがあるかも……と。

 

お風呂での私の背中洗いも、

頼めば、多分毎日でもしてくると思います。

 

では、なぜ、

毎日してもらわないんだろう?

 

と考えてみると、

理由は、「時間がかかる」から。

 

息子がするより、

自分がする方が早い。

多分、ほとんどのことがそうです。

 

う~ん。

 

考えてみると

私は無意識に残念なことをしています。

 

でも、私のできる範囲で

絵画や書道教室に行ったりしているし、

まあ、いいか。

 

息子は何も言えないので、

ついつい甘えてしまいます。

 

ふとしたことがきっかけで

自分の残念さを自覚できたので、

それを念頭に置いて

息子の可能性を広げていきます!

 

私に無理のない範囲で。(笑)

 

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