お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子に喜んでもらおうと思ったら…

息子がよくやる遊びが

好きなカードを並べること。

 

ここ数か月の一番のお気に入りは

映画のチラシ並べ。

 

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映画のチラシ並べをする息子・彰悟

 

チラシの中のキャラクターと

対話しているようです。(*^_^*)

 

その前にやっていたのが

ポンモンのカード並べ。

 

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息子が並べたポケモンのカード

 

ポケモンのカードといっても、

妻がポケモンキャラクターの絵を

ラミネート加工したもの。

 

息子がマイルールで

いつも規則正しく並べていきます。

 

かなり几帳面です。

 

並べ終わると

一旦片づけて、

再度、違う形に並べ替えます。

 

これを何度も繰り返す息子。

 

学校に上がる6、7歳ぐらいから始めて

ずーっとやっています。

 

毎日のようにカードを並べていると

だんだんとラミネート加工も

剥がれてボロボロに。

 

でも、息子は大事に大事に使います。

 

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ボロボロのカード(まだ息子は使っています)

 

ラミネート加工が剥がれ、

ポケモンのキャラクターの紙が

完全に剥がれてしまうと

お役目終了。

 

使い始めて捨てるまで

10年以上。

 

息子はこどもの期間が長いので。^_^;

 

捨てる時も、

まとめて捨てるのではなく、

一つひとつ確認して

もう使えない

という状態になったものしか

捨てません。

 

それでも全体的に古くなってきます。

 

そこで、5年前ぐらいに

妻が新しくラミネート加工をした

ポケモンのカードを作りました。

 

彰ちゃん、

新しいカード

どんな感じで

喜んでくれるだろう。

 

妻も私も息子の喜ぶ姿が楽しみです。

 

息子が学校から帰ってきて、

いつものように

ポケモンカードの袋を取り出します。

 

隣に新しいカードの袋にあるのに

見向きもしません。

 

妻も私も

 

えっ~! なんで~

新しいカードを喜ばないの~

 

妻も息子の喜ぶ姿を期待して

頑張って作っていたのですが

残念そうです。

 

 

それから5年。

 

新しいカードのほとんどは未使用のまま。

 

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5年経っても未使用のカード

古いカードが減ってくると

それを補充するように

最小限の新しいカードを取り出すだけです。

 

 

先日のブログのクレヨンもそうですが、

本当にモノを大事に使います。

tanaka-shinichi.hatenablog.com

 

そして、物欲がありません。

tanaka-shinichi.hatenablog.com

 

普通だったら、
新しいものを喜ぶと思うのですが、

 

息子といると、逆に

 

何で新しいものを

喜ぶんだろう?

 

という感覚になってきます。

 

ただ、息子は

けっして喜んでいないわけではなく、

 

せっかく

お母さんが作ってくれたから、

大事に大事に使うよ

 

というメッセージとして

と受け取っています。(*^_^*)

 

 

モノの大切さと感謝の心がいっぱいの

息子・彰悟にありがたく思います。

 

 

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