お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

お友だちを見つけて遊ぼうとしますが……。

我が家の春と秋の恒例行事の一つ、

宗像大社への交通安全祈願に行ってきました。

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前日は、近くのホテルに宿泊です。

 

宿泊での息子の楽しみの1つが温泉大浴場。

大きなお風呂をゆっくり歩き、

手でお湯をすくい上げ、しぶきを立てるのが

大好きな息子です。

 

ただ、そうできるのは、

大浴場に人が入っていないときだけ。

基本的には人が少ないときに泊まりに行くので、

しぶきを立てられるときの方が多いです。

 

しかし今回の大浴場は、

残念ながら、数名人がました。

なので、大人しく温泉に浸かるのみ。

 

と思っていたのですが、

息子にスイッチが入ったのか、

大浴場の中で立ち上がり、

人のいる方に向かおうとします。

 

いけない!

 

息子が何かしたらいけないと思い、

息子の身体をつかみ、

とっさに息子を止めます。

 

ひと安心。

 

しばらくすると、

小学生の3人兄弟が大浴場に入ってきます。

高学年、中学年、低学年の男の子です。

 

最初は、大人しくしてた息子ですが、

突然立ち上がり、

その場で、手でお湯をすくい、

3兄弟にむかってしぶきをかけます。

 

「すみません!」

 

私は反射的に謝罪です。

たまにこういうことあります。

 

お湯のしぶきは3兄弟には

届いていなかったようですが、

ビックリしてこちらを見ています。

 

でも、

息子はニコニコ笑顔でうれしそう。

 

その後、温泉から上がり、脱衣所でも

息子は3兄弟に近づこうとします。

 

すると3兄弟の真ん中の子が

ちょっと後ずさり。

 

さっきは突然お湯をかけられたりして

ふつうと違う雰囲気の息子が

ちょっと怖いみたいです。

 

「しょうちゃん、

こっちおいで」

 

と息子の手を取りに行きますが、

やっぱり息子はニコニコ笑顔。

 

大浴場から客室へ帰るときも、

3兄弟と一緒になり、

息子が近づこうとしますが、

やっぱり真ん中の子が怖がっていて、

息子を止めます。

 

それでもやっぱりニコニコ笑顔の息子。

宿泊と大浴場でハイテンションです。

 

息子は年齢的には大人ですが、

自分のことを子どもと思っているようで

(身体も小さく見た目も子どもですし)、

お友だちを見つけて「遊ぼう」

としている感じです。

 

声が出せたら、

「こんにちは」

「あそぼう」

って言えるのですが、

息子は言えないので、

相手からは変な感じで見られてしまいます。

 

本当は遊ばせてあげてた方がいいのかなぁ~

と思い、その後、息子と心の対話をすると、

(黒文字は私、青文字は息子

 

温泉でお友達に

タッチさせなくてごめんね。

 

うん、いいよ。

おとうさんが

ダメな時は止めてくれるから

ぼくは安心。

 

と言われて、

私が見ているから安心して

遊ぼうとしていられるようでした。

 

なので、

全部これでよかったんだと

私も安心しました。

 

続く……。

 

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