とってもうれしい出来事がありました。
いつもお風呂上がりに、
家族3人分のお布団を敷くのですが、
その夜は、仕事で前泊のため、
妻と息子の2人分しか
お布団を敷きませんでした。
息子には、お風呂でも
「お父さん、お仕事で
これから出掛けるね。
お母さんとしょうちゃん、
2人になるけど、よろしくね」
と言っています。
言葉はほとんど理解できない息子ですが、
私が何かを伝えようとしているのは、
わかります。
お布団を敷いたあとは、いつも通りに、
息子の気管切開部分のガーゼ交換をし、
髪をドライヤーで乾かします。
その後、いつもなら息子は
お布団の上で横になり
ゆったりとくつろぎます。
でも、この時は違いました。
通常なら
息子のくつろいでいる様子を見るのですが、
私は前泊の支度をしに自分の部屋に戻ります。
そして家を出る前に
和室の息子に声をかけようとすると、
なんと!
息子が
私のお布団を
敷いてくれていました!
喜びと感動が湧き上がります。
「わぁ~!!
しょうちゃん、ありがとう!」
思わず息子をハグします。
(毎日ハグはしていますが)。
たまに仕事で前泊することはあるのですが、
その時は、早めにお風呂に入ったり、
お風呂上りのガーゼ交換やドライヤーを
妻に任せて出掛けていました。
この夜は、お風呂上りのルーティンを
いつも通りにしていたので、
息子も私が外出するとは
思ってなかったようです。
おとうさんのお布団がない。
おとうさんがお布団敷き忘れたのかな?
と思ったようで、
押入れから私のお布団を出して
敷いてくれていました。
「しょうちゃん、ありがとう!
お布団敷いてくれて、
お父さん、うれし~い!
でも、お父さん、
これからお仕事で出掛けるね」
この言葉も理解はできないと思うのですが、
私の喜びは伝わっていると思います。
そして、私がいなくなってから、
おとうさんはお出かけかぁ。
だからお布団敷いてなかったんだぁ。
そのことをぼくに言ってたんだなぁ。
多分、そう思っていると思います。
何気ない日常の中で、
私をこんな幸せな気持ちにしてくれる息子に
心から感謝です。
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