お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

きっと息子も同じような心境で生きているような

私の大好きな本の一つが

『般若心経絵本』(諸橋精光さん著)。

 

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とってもわかりやすい言葉と

かわいらしい絵で

お釈迦さまの教えを伝えてくれます。

 

この本を読んでいると、

きっと息子も同じような心境で

生きているんじゃないかと思います。

 

 

現実のこの世界を

成り立たせているものごとは

すべて大海の表面の

ひとつひとつの波のようなもの。

 

しかし、

その波であるということは、

逆に見るなら

大海そのものである

ということなのです。

 

わたしたちはこの世に生まれ

また死んでゆきます。

 

それは

この大海のひとつの波が生まれ、

また消えてゆくようなもの。

 

しかし、

その大きな海そのものは

生まれることも消え去ることもありません。

この大海こそが

わたしたちの本体なのですから、

わたしたちは

じつは最初から生まれることもなく、

消滅することもない、

そういう存在だったのです。

 

たとえば、

人間が死を恐れるのは

自分がなくなったらすべてが終わり、

無になると考えているからなんだ。

 

でも、それは波の形だけを

見ているようなものなんだね。

 

生きている間だけがすべて

なんて考えているうちは

死の恐怖からのがれることは

けっしてできないだろう。

 

もし、自分というものが

表面の波のひとつにすぎないのではなく、

その大きな海そのものなんだ

ということが本当に分かったなら、

わたしたちは

自分の死を目の前にしても

あわてたり恐れたりすることなく、

安らかでいることができるはずなんだよね。

 

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この宇宙は、

その中のすべてのものが

バラバラに分かれて存在しながら、

同時に深い所でつながって

ひとつの大きな生命の大海を

形づくっているという

ふしぎなあり方で存在しているんだ。

 

 

私たちを愛で包み込んでくれるような

素敵な絵本『般若心経絵本』。

是非、ご一読お勧めします。

 

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