お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

「ガシャン!」と音が。息子の反応から気づいたこと

息子は少々のことで、

しまった~

失敗した~

と思わないようです。

 

最近、お風呂に入る時は窓を少し開けています。

お風呂の窓には突っ張り棒につけた

カーテンがあり、外は見えません。

 

そこで、息子はお風呂に入ると

毎日のようにカーテンを少しめくって

外を眺めます。

 

おそと

どうなっているのかな~?

 

という感じです。

 

 

先日のこと。

 

私が頭を洗っていると

 

ガシャン!

 

と音が。

 

カーテンをつるしている突っ張り棒が

外れています。

 

息子がカーテンをめくっていて、

突っ張り棒が外れたようです。

 

すぐに突っ張り棒を窓枠に取り付けます。

 

「しょうちゃん、

 びっくりしたよね~。

 ごめんね」

 

その後、洗いかけの頭を洗っていると、

 

ガシャン!

 

と再び音が。

 

息子がまた外を眺めようとカーテンをめくり、

再度、突っ張り棒が外れたようです。

 

今度も、すぐに突っ張り棒を支え、

再度、念入りに窓枠に取り付けます。

 

「しょうちゃん、

 びっくりしたよね~」

 

と息子の顔を見てみると、

 

ニコニコ笑顔。

 

あれっ!?

 

カーテンが外れたこと、か、

私が2度も取り付けていること、かが、

おかしかったようで笑っています。

 

そうか~!

息子は楽しいんだ!

 

私はてっきり息子はビックリ驚き、

外れた突っ張り棒とカーテンをどうしようかと

戸惑っていると思い込んでいました。

 

そこで気づいたのは、

私は突っ張り棒のカーテンが外れると

あ~、外れてしまった~。

と困ったことのように捉えていたこと。

 

でも、息子は困ったこととは捉えず、

イレギュラーなことを楽しんでいる。

 

なぜ、そう思うかと考えると、

私は多分そういう環境で育ち、

無意識のうちに困ったと思う思考習慣がある。

 

息子は多分そういう環境で育ってないし、

そもそもすべてにおいて

いい悪いの価値判断をしない。

 

自分の周りに起こる出来事を

そのまま受けて止めている。

 

そう言えば、

室内洗濯物干しパラソルハンガーの

洗濯物が落ちた時も、

困ってなかったように見えました。

 

息子が何かの拍子でパラソルハンガーを

倒して、私も近くにいたので、

様子を見ていると、

落とした洗濯物を淡々とハンガーに

かけていました。

 

落ちたから掛ける。

 

ただ、それだけ。

 

息子は声を出せませんが、

ぼくは、口を動かしても声が出ないのか。

ぼくは、みんなと違うんだ。

と学校に行き始めた頃に悟りました。

 

それさえも受け容れている息子なので、

ほとんどのことは、

大したことじゃないのでしょう。

 

息子はすごく器の大きな人です。

 

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お昼寝中の息子・彰悟

 

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