お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

心の自由

凄い人や凄い話を聞くと

息子もそうだ!

と思うことがよくあります。

 

昨年2月、Eテレの「こころの時代」を見て

思ったことです。

 

その回は、ミャンマーの医師であり作家の

マ・ティーダさんのお話し。

 

マ・ティーダさんは、

軍事独裁に抵抗する民主化運動に参加し、

政治犯として逮捕されます。

その後、約6年間の独房生活。

 

読書好きですが、独房に本はなく

1日20時間の瞑想を行います。

ヴィパサナー瞑想という観察瞑想。

心の状態に気づく瞑想です。

 

そこで気づいたのが、

真理は、本の中や外側の世界にあるのではなく、

心の中にある。

 

マ・ティーダさんは

「自由になれた」

と言います。

 

看守からも

「あなたは自由だ」

と言われます。

 

看守は、日常生活の行動は自由ですが、

軍の方針の元、心・思想は自由ではありません。

 

 

昔は、息子を見て、不自由だと思っていました。

言葉もなく、自分の意思でどこかに行くことも

できません。

 

でも、息子は1人でいる時、

天井やどこかを見ながら、

何か違う世界にいるような感じがました。

 

何か考えごとを

しているのかな?

 

見えない世界と

対話しているのか?

 

そうだ!

息子も瞑想をしていて、

自分の心を観察しているんだ!

 

と思うようになりました。

 

息子は、行動は自由ではありませんが、

心は自由です。

 

書道教室や絵画教室でも

何の捉われもなく、自由に表現しています。

 

表彰されても、

カメラを向けられても、

相手の期待に応えないといけない

という捉われもありません。

 

むしろ、私たちの方が、

周囲の期待に応えようとし、

心が不自由になっているかもしれない。

  

息子は私に色んなことに気づかせてくれます。

 

 

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