お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

外れたフォークで息子が気づかせてくれたこと

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すこし固めで濃厚なチョコレートが

とってもおいしいガトーショコラを

食べていた時のこと。

 

夕食の後のデザートで、

息子は食べるのが遅く、

ガトーショコラも家族の中で

一番最後に食べます。

 

「しょうちゃん、

 めちゃめちゃ

 おいしかったよ~」

 

と私の感想を伝えて、

息子が食べるのを見ていると、

 

フォークの取っ手の部分が、

パカッと取れます。

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「あらららら」

 

長く使っていたフォーク、

固めのケーキ、

息子の突きさす角度、

外れる条件が重なっていたみたいです。

 

でも、

息子は特に表情を変えません。

 

フォークの取っ手が

はずれたね。

 

ぐらいの感じです。

 

私とは大違いで、

私がアクシデントと感じても

息子はいつも平然としています。

 

大物です。

 

これでは食べにくいので、

食器棚に新しいフォークを取りに行き、

息子に渡そうとすると、

 

なんと息子は、

外れたフォークの先の部分で

普通に食べていました。

 

確かに食べようと思えば、

食べられます。

 

息子は声も出せないし、

コミュニケーションもとりにくいので、

いつも今あるものの中で

ベストを尽くそうとしてる。

 

(声を出そうとベストを尽くす息子↓↓↓)

 

もしくは、

フォークが短くなったな~

ぐらいで特に気にしていない。

 

おそらく、その両方のような気がします。

 

そして、

その短いフォークで食べる姿もかわいい。

 

息子といると

色々と考えさせられるし、

かわいいし、

細かいことはどうでもいいような

おおらかな気持ちになれます。

 

フォークがなくても

最終的には素手で食べることもできますし。

 

私が新しいフォークを渡すと、

またまた長~い感謝の合掌「いただきます」

をしておいしそうに食べました。

 

色々と障がいがあり、

困難を乗り越え、受け容れる息子を

尊敬すると同時に、

24歳ですが、いつまでも

かわいくてかわいくて

幸せな気持ちにさせてくれる息子に感謝です。

 

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