お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

まずは息子に合わせよう。そしたら、

息子が生まれてからの物語66話目。

前回の続き。

 『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

思う存分遊ばせよう!

 

息子がお風呂遊びに満足して

自分から上がるのを待っていたが、

予想以上に待ち時間が長い。

 

結局、

「しょうちゃん、

 お風呂上がるよ」

と言ってしまう。

 

これじゃ

好きなだけ遊ばせてないな。

 

でも、

20分以上待つのも大変。

 

息子が自分の意思で

早くお風呂から上がるには

どうしたらいいだろう?

 

 

数日後、思いついた。

 

ペーシングをしよう!

 

※ペーシング…相手に合わせる

コミュニケーションの基本スキル。

相手に安心感を与え、最終的には、

相手を目的に向かってリードする。

 

まずは、息子に合わせよう。

そしたら、

息子も私のペースに合わせて

お風呂を上がってくれるだろう。

 

 

私の分のプリンカップを準備し、

息子と一緒に遊ぶことにした。

 

私がプリンカップで遊び始めると、

息子が私のプリンカップを取り上げる。

 

これはお父さんが

遊ぶものじゃないよ。

 

息子がそう言っているようだ。

 

あれっ。

私が合わせるどころじゃないな。

 

でも、せっかくだし、

もう一度チャレンジ!

 

息子から奪われたプリンカップを取り返し、

もう一度、プリンカップで遊び始める。

 

お父さん、

これお父さんのじゃないよ。

 

と言わんばかりに

再度私のプリンカップを取り上げる息子。

 

ダメか。

う~ん。

どうしよう。

いや、もう一度チャレンジ!

 

だが、

3回目も息子にプリンカップを取り上げられる。

 

またダメか。

でも、あきらめたら、

そこで終わってしまう。

今日はとことんチャレンジしよう!

 

4回目。

 

息子がじっと私を見つめる。

 

今度は取り上げない。

 

おおっ!

やった!

 

息子と一緒にプリンカップにお湯を入れ

遊び始める。

 

 

何日も続けるが、

息子は全然喜んでいない。

むしろ、

仕方がないな~、

お父さんの相手したくないのに。

という感じがする。

 

全然ペーシングになっていない。

 

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学校で手芸をする息子(13歳)

 

続く...。

 

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