息子が生まれてからの物語23話目。
前回の続き。
『息子の誕生』←ここからスタートしてます。
1月18日に息子が退院することに。
9月5日に呼吸困難で中津の病院に入院、
11月20日に福岡のこども病院へ転院、
そして、4カ月半振りの自宅へ。
実家に預けている娘と一緒に、
こども病院へ息子と妻を迎えに。
「しょうちゃん、
退院だよ~。
おうちに帰れるよ~」
息子もニコニコしている。
たくさんの荷物をまとめ、
先生や看護師さんに見送られて
こども病院をあとに。
「しょうちゃん、
頑張ったね~。
また元気な姿見せてね~」
退院はするが、
気管の状態の経過観察のために
これから通院することになる。
退院できるのは嬉しいが、
まだ気道が治り気管切開が閉じられる
具体的な目途は立っていない。
早く普通に呼吸ができ
声が出せるようになるのを祈る。
また家での家族4人の生活が始まった。
家では、娘も息子も楽しそうにしている。
冬は乾燥する季節、
息子の気管が乾燥すると大変なので
いつも加湿器のスイッチをオンに。
妻の日常生活はこんな感じだ。
朝は6時半に起き、息子の様子を見ながら、
私のお弁当と朝食の準備。
そして、息子に吸入。
病院では、看護師さんが吸入を
「ポコポコ」と言っていたので、
我が家でも「ポコポコ」と呼んでいる。
ポコポコというのは、吸入器から出る
霧のような気体が、ポコポコしているので、
そのままポコポコと言っている。
かわいらしい言葉だ。
ポコポコの時間は10分間。
それが終わると痰が出やすくなりそのまま吸引。
朝、吸引する時は、吸引チューブと
その吸引チューブでとれる痰を洗うための
コップを取り換える。
それ以外にも痰が出るので、
日中は1時間おきぐらに吸引してる。
ミルクはしばらくは
鼻から栄養チューブを入れてやっている。
一番大変なのは、夜の寝ている間だ。
続く…。
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